はじめに
日本における救急救命士の活動は年々重要性を増していますが、彼らが直面する課題は多岐にわたります。 2025年11月15日、東京都新宿区にて開催される「第1回 JERTS in Tokyo(Japan Emergency Life-saving Technicians Round Table Session)」は、全国の病院救急救命士が一堂に会し、互いに情報を共有できる貴重な機会です。 これは日本ストライカー株式会社が主催し、一般社団法人日本救急救命士会が後援する一大イベントであり、オンラインとオフラインのハイブリッド形式で行われます。
JERTS in Tokyoの目的
このセミナーは、救急救命士たちが抱える職場における多様な役割や、地域間での協力の必要性に着目しています。 救命救急センターから地域包括ケアに至るまで、彼らの活動内容は広範で、情報共有や研修の機会が限られているため、現状を改善することが求められています。
「第1回 JERTS in Tokyo」はこれらの問題を解決するために、情報交換や議論を通じて、救急救命士同士のつながりを深め、全国的に取り組みを強固にすることが狙いです。
プログラム内容
セミナーでは「病院救急救命士の現状と展望2025」をテーマに、多方面で活躍する専門家たちが登壇します。 パネルディスカッションでは、参加者の質問も受け付けながら、今後の医療制度や救急救命士の未来についての意見交換が行われます。
登壇者のキーパーソン
- - 喜熨斗 智也(日本救急救命士会 会長)
- - 北原 学(国立健康危機管理研究機構 救命救急センター 主任)
- - 長橋 和希(東京曳舟病院 救急救命士)
- - 加藤 渚(東京科学大学病院 救命救急センター 主任)
- - 沼田 浩人(日本医科大学多摩永山病院 救急救命士)
- - 蒲池 淳一(川崎地域ケア病院 室長)
これにより、現場の具体的なニーズや課題が浮き彫りになることでしょう。
会長の意見
日本救急救命士会の会長、喜熨斗智也氏は、「この活動は、現場の声をつなぎ、課題を共有し、未来を描くラウンドテーブルとして意義深いものです」と語り、新たなつながりの形成に期待を寄せています。
未来を見据えて
今回のセミナーを通じて、病院救急救命士の専門性がさらなる深化を遂げ、地域ごとの連携が強化されることが期待されています。 これまであまり交流のなかった地域同士でも、知見を共有し合える機会を持つことで、全国規模の救急救命士の底上げへと繋がります。
開催概要
- - 名称: 第1回 JERTS in Tokyo
- - 日時: 2025年11月15日(土)13:00〜17:30
- - 会場: 日本ストライカー株式会社 新宿本社(東京都新宿区西新宿5-1-1)
- - 参加費: 無料(事前登録制)
- - 申込期限: 2025年11月13日(木)
- - 登録フォーム: こちらから申込
結論
日本救急救命士会として、今後も救急救命士の専門性向上を図り、国民の安全と安心を支える社会づくりに貢献します。 JERTSの活動が日本の救急医療の未来を切り開く一歩となることを期待しています。