2028年卒業予定者の初任給に関する意識調査
株式会社Deep Growth Partnersが実施した調査によると、2028年卒業予定の大学生520名を対象とした「初任給に関する意識調査」の結果が明らかになりました。この調査では、28卒学生の初任給に対する期待値が、前年の27卒学生に比べて大幅に上昇していることが浮き彫りになっています。
新卒採用市場の変化
新卒採用市場においては、大手企業が次々と初任給を引き上げ、大幅なベースアップも行っています。優秀な人材を確保するための企業の動きが加速しており、こうした市場の変化が学生の「企業選びの基準」、特に報酬面にどのような影響を与えているのかが本調査の焦点です。
結果概要
学群別の初任給条件
調査結果によると、旧帝大・早慶上智クラスの学生の31.6%が「30万円以上」がエントリーの最低条件と回答しています。これは、MARCHクラスの17.1%と比較すると明らかに高い数値であり、上位校生をターゲットにする企業にとって「30万円」というラインが重要な分岐点となっていることが示されています。
経年比較
昨年度(27卒)との比較では、「30万円台」を求める学生の割合が29.2%に達し、昨年の17.0%から大幅に増加しました。これは学生が感じる給与の最低ラインがこの1年で引き上がったことを示しています。
また、「魅力的な初任給」についての設問では、「33万円以上」との回答が35.8%に達し、昨年度の29.0%からの増加が見られました。この中に含まれている早慶上智クラスの学生のほとんど(約半数)は「33万円以上」の初任給でなければ魅力を感じないと回答しています。優秀層を選別する企業は、ますます高い基準に直面しているのです。
学生の期待に応える企業の戦略
調査結果からは、28卒採用において「従来の相場観」が通用しなくなっている様子が浮き彫りになりました。上位校生のコミュニティでは、外資系企業やメガベンチャーの高水準な初任給が新たな基準となりつつあります。そのため、企業は学生が「納得感を持つ給与」を提供するための戦略設計を見直す必要があります。
企業は一律の給与引き上げが難しい場合、特定のハイクラス層をターゲットにした「スペシャリスト枠」を設定したり、早期昇給モデルを具体的に提示したりすることが求められています。また、単に初任給がどれだけ高いかだけでなく、入社後の経験が将来の市場価値にどのように貢献するかを論理的に説明することが重要です。
参考データと今後の展望
株式会社Deep Growth Partnersでは、企業の採用活動を支援するために定期的に学生への調査を行い、その結果をもとにレポートを作成しています。今回の調査結果は、企業の採用戦略において非常に有益な情報となるでしょう。最新のデータをもとにしたレポートや過去の資料は、公式サイトからダウンロード可能です。
就活動向レポート 一覧ページ
夜間のアンケート調査には、27卒学生566名と28卒学生520名からの有効回答が含まれています。2026年の4月までにこれらのデータを活かした学びを提供する企業の支援を行っていきます。
会社情報
会社名: 株式会社Deep Growth Partners
所在地: 東京都渋谷区恵比寿1-23-23 恵比寿スクエア3F
連絡先: 03-5725-0406
コーポレートサイト: 公式サイトへ
事業内容: 新卒採用支援や組織・経営変革の支援に特化したサービスを展開しています。
調査以外にも、社会のさらなる成長を図るために、多くの活動を行ってまいります。