エクスロードとシルベラが提携しカーボンクレジット情報を一元化

エクスロードとシルベラの提携発表

株式会社エクスロードは、カーボンプライシングに特化したオールインワン情報プラットフォームを提供する企業です。このたび、世界有数のカーボンクレジット評価機関であるシルベラと提携し、同社の格付け情報を自社プラットフォームで提供できるようになりました。

シルベラは、国際的な金融機関や大手企業に支持されている信頼の評価機関です。カーボンクレジットの質を科学的で透明性のある方法で評価することで知られています。この連携により、企業は海外クレジットの品質についての情報を簡単にアクセスできるようになります。これにより、企業は意思決定を行う際のボトルネックを減らすことが期待されています。

市場の状況

近年、カーボンクレジット市場は急成長していますが、企業が直面しているのは、信頼できる情報の不足です。クレジットの質に関する客観的かつ信頼性のある情報が欠如しているため、購入や活用が難しい状況です。シルベラは、人工衛星データや機械学習を用いた分析モデルで、GHG削減や除去量の実効性、追加性、永続性といった評価を行い、AA～Dの格付けを提供しています。

エクスロードのプラットフォーム

エクスロードのプラットフォームは、企業がGX（グリーントランスフォーメーション）やカーボンクレジットに関連する最新の動向を把握できるように設計されています。特に、情報の調査や資料の作成に多くの時間を費やしている企業に向けて、業界特化のデータベースを提供し、その生産性向上を図っています。
このたびのシルベラとの提携を受け、エクスロードの「クレジット検索」機能にシルベラによる格付情報が表示されるようになります。これにより、約400件のプロジェクト情報を一括して閲覧することが可能となります。

シルベラのコメント

シルベラアジア太平洋地域代表のLouis Booth氏は、エクスロードとの提携に対する期待を語っています。「高品質なカーボンクレジットデータは、カーボンクレジット戦略の策定や実行、ネットゼロ目標の進捗測定、そして投資収益の最大化に不可欠です。日本の先進的な企業に最高の品質格付を提供できることを嬉しく思います」と述べています。

無料トライアルの案内

エクスロードでは、カーボンプライシング領域に特化した情報プラットフォームのすべての機能を試せる無料トライアルを実施しています。興味のある方は、そちらから申し込むと、迅速に担当者からの連絡があるとのことです。
このサービスは法人向けであり、個人の申し込みは受け付けていない点に注意が必要です。更に、エクスロード法人契約者向けにお役立ち資料も提供しており、カーボンクレジットの基礎から活用までを解説した資料などがダウンロードできます。

会社概要

エクスロードは、東京都港区に本社を置く企業で、2022年に設立されました。代表取締役の木村圭佑氏が率いるこの会社は、カーボンクレジットと排出量取引に関連する最新情報を提供し、経済産業省主管の『GXリーグ』にも参加しています。
全体として、エクスロードとシルベラの提携はカーボンクレジット市場における信頼性を向上させ、企業の意思決定をサポートする一環として注目されています。今後の展開にますます期待が寄せられるでしょう。