インアゴーラ、「DOKODEMO」に出店開始!台湾市場への本格進出へ
「ショッピングに国境はない」をスローガンに、中国消費者向け日本商品特化型越境ECプラットフォーム「豌豆(ワンドウ)」を運営するインアゴーラ株式会社は、7月1日より越境ECプラットフォーム「DOKODEMO」に出店することを発表しました。
インアゴーラは、これまで「豌豆」を通じて、自社独自のシステムと大手卸の仕入れチャンネルを活用し、越境ECに適した多種多様な商品を取り揃えてきました。自社アプリ「豌豆公主」の運営に加え、中国大手ECプラットフォーム「天猫」や短尺動画プラットフォーム「抖音」などにも旗艦店を出店し、中国市場での事業展開を進めてきました。
2021年12月からは「蝦皮購物」、2022年7月からは「東森購物」、2023年3月からは「比比昂」とも提携し、台湾市場への進出を開始していました。今回の「DOKODEMO」への出店は、台湾向けに新たな販売チャンネルを確立し、日本企業の台湾進出を全面的にサポートすることを目的としています。
台湾のEC市場規模と市場動向
2023年の台湾でのEC市場規模は5,035新台幣億元(約2.4兆円)となっており、前年比2.14%の成長となっています。台湾のEC市場は、2022年から2027年の間に9.6%のCAGR(年平均成長率)を記録すると予想されており、オンライン買い物客の増加により、総収益に占めるECのシェアは近年増加傾向にあります。
台湾経済部によると、台湾の総小売収益に占めるEC収益のシェアは、2017年の6.2%から2021年の10.8%と大幅に増加しました。スマートフォン普及率の高さ、流通サービスの発達などにより、台湾のEC市場は今後も成長を続けると予想されます。
インアゴーラが「DOKODEMO」で目指すこと
インアゴーラは、今回の「DOKODEMO」への出店を通じて、これまで培ってきたサプライチェーンの強みと、日本人以外の海外のお客様に向けた日本商品の魅力を伝えるコンテンツを活用し、台湾市場に新たな販売チャネルを確立します。多様なカテゴリーと豊富なラインナップで、日本商品に興味関心の高い台湾のお客様に日本の優れた商品をご紹介いたします。
「DOKODEMO」について
「DOKODEMO」は、「日本製品を世界中のユーザーに届ける」をモットーに、決済・物流・CSなど、越境ECに必要な機能を兼ね備えたプラットフォームです。英語、中国語のネイティブスタッフが在籍しており、多言語のサポート(英語、繁体字、簡体字)を提供しています。出店は日本国内企業に特化しており、食品・化粧品・ヘルスケア商品など100以上の幅広いカテゴリーを取り扱っています。
会員登録者数は100万人を突破し、台湾などのアジアの国々を中心に、ASEAN諸国、北中米EUなど120か国と地域にお届けしています。
インアゴーラの「豌豆(ワンドウ)プラットフォーム」
インアゴーラは、「情報の越境」「物流の越境」「決済の越境」の課題を解決する、ワンストップソリューション型のB to B to C越境ECプラットフォーム「豌豆(ワンドウ)プラットフォーム」を運営しています。商品の翻訳、物流、決済、マーケティング、顧客対応、他チャンネル展開など、全工程を担うことで、日本企業と海外の消費者間の文化的ギャップを吸収し、日本企業の海外進出をサポートしています。日本の企業はインアゴーラの日本国内倉庫に商品を配送するだけで、国内ECショップを1店舗追加するよりも簡単に、巨大な海外市場に進出することができます。
インアゴーラは、今後もより多くの日本商品を世界中のお客様に紹介し、日本の商品とライフスタイルを楽しんでいただける場を提供していきます。
インアゴーラの「DOKODEMO」出店:新たな挑戦と期待
インアゴーラの「DOKODEMO」出店は、同社がこれまで培ってきた越境EC事業のノウハウと、台湾市場への進出戦略を具現化したものであり、大きな期待が寄せられます。
「豌豆」を通じて、中国市場での実績を積み重ねてきたインアゴーラですが、今回の「DOKODEMO」への出店は、新たな顧客層を獲得し、事業規模を拡大する大きなチャンスと言えるでしょう。台湾は、日本製品に対する親和性が高く、EC市場も成長を続けていることから、インアゴーラにとって魅力的な市場と言えます。
特に、台湾は日本製品に対する関心が非常に高く、日本の化粧品、食品、ヘルスケア商品などが人気です。インアゴーラは、「DOKODEMO」を通じて、これらの商品を台湾のお客様に届けることで、日本の商品文化を台湾に広める役割を担う可能性も秘めています。
「DOKODEMO」は、海外向けECプラットフォームとして、多言語対応や物流、決済などの機能を備え、日本企業の海外進出をサポートする体制を整えています。インアゴーラは、「DOKODEMO」の強みを活用することで、台湾市場への進出をスムーズに進めることができると考えられます。
今後の展開としては、インアゴーラが「DOKODEMO」を通じて、どのような商品を販売していくのか、どのようなマーケティング戦略を展開していくのか、注目されます。また、台湾市場への進出を成功させるためには、現地のお客様のニーズを的確に捉え、商品やサービスを提供していくことが重要です。インアゴーラが、台湾のお客様に愛されるブランドを確立し、日本企業の海外進出を促進していくことを期待しています。