株式会社ジョリーグッド、VR・AI技術による特許を取得
株式会社ジョリーグッドは、VR(バーチャル・リアリティ)とAI(人工知能)を用いたデジタル治療の特許「US 12,081,810 B2」を米国で取得しました。この特許は、患者の健康状態をリアルタイムで把握し、改善を目的としたカスタマイズコンテンツを提供する技術に関わるものです。これにより、医療分野に新たなデジタルソリューションが加わることが期待されています。
特許取得の背景
ジョリーグッドの代表取締役CEO、上路健介氏によると、今回の特許は、患者に合わせた治療やリハビリテーションを支持する新しいアプローチを提供するといいます。特に、患者の精神状態やバイタルデータからリアルタイムで情報を分析し、個々に最適な治療コンテンツを提供する点が特徴です。
この技術によって、医療現場での効率性が向上し、患者の精神的・身体的な健康管理がさらにきめ細やかに行えるようになります。特許での開示内容は、主に以下のような点に焦点を当てています。
特許の主な特徴
- - リアルタイムの状態把握:患者の精神状態やバイタルデータをAIが分析し、健康状態をリアルタイムで把握します。
- - 状態改善コンテンツの自動生成:ユーザーの状態に応じて、リハビリ効果の高い映像コンテンツを生成し、治療効果を最大化します。
- - デジタル治療の新たなアプローチ:精神的な疾患やストレス管理をサポートし、医療機関への負担を軽減します。
特許を活用したサービス
ジョリーグッドは、この特許技術を用いたさまざまなサービスを展開予定です。具体的には、以下のようなサービスが考えられています。
1.
リハビリテーション支援VRサービス:病院向けに提供され、患者のバイタルデータを基に最適なリハビリコンテンツを自動生成します。
2.
メンタルヘルスケアVRサービス:在宅向けに、心理状態やバイタルデータをもとに、ストレス軽減やリラクゼーションに効果的なコンテンツを提供します。
3.
ストレス管理およびパフォーマンス向上サービス:企業向けのサービスで、従業員のストレスレベルをリアルタイムでモニタリングし、パフォーマンス向上に寄与します。
4.
高齢者向け健康管理コンテンツ提供サービス:在宅での健康管理を支援し、高齢者の自宅ケアニーズに応えるサービスです。
提携パートナーの募集
ジョリーグッドは、これらのサービスの開発と販売を担うパートナー企業を募集中です。リハビリテーションやメンタルヘルスケアを保険適用対象にする保険会社や、バイタルデータ測定機器メーカーとの提携は特に重要です。これにより、データを活用した精密なフィードバックやコンテンツ生成が実現でき、ヘルスケアのデジタル化を加速します。
結論
今後、株式会社ジョリーグッドは、これらのサービスを通じて、医療支援やデジタル治療の未来を切り開いていく計画を持っています。病院や企業、在宅においても、革新をもたらす次世代の医療ソリューションを展開し、社会全体の健康向上に寄与することを目指しています。
ジョリーグッドの取り組みは、特に高齢化が進む日本において、さらなる医療活性化の可能性を秘めています。詳細な情報は、公式サイトで確認することができます。