オークワとエフピコが導入するトレーの循環リサイクルの新しい試み

エコな社会を目指した「トレーtoトレー」プロジェクトが始動

株式会社エフピコと株式会社オークワは、地域の環境問題解決に向けて共同の取り組みを開始しました。このプロジェクトは、使用済み食品トレーを回収・再利用する水平リサイクルを促進するもので、「エコトレー」と「エコAPET」の積極的な使用を目指します。

地域のエコ活動を支える取り組み

この取り組みは、和歌山県和歌山市に本社を置くオークワの152店舗を対象に行われます。地元の人々が使用済み食品トレーを店舗に持参し、店内に設置された回収ボックスに入れることで、リサイクルが始まります。回収されたトレーは全てエフピコで資源として再処理され、新しいエコトレーや透明容器に生まれ変わります。

環境への貢献とCO2排出の削減

2023年度におけるオークワの使用済み食品トレーの回収量は136.5トンに達しました。その結果として、再生された「エコトレー」や「エコAPET」をお肉やお魚、お惣菜などの容器に広く使用することで、1,335トンのCO2排出を抑制しました。2024年度にはさらなる回収量の増加を目指し、150トンの使用済み食品トレー回収を計画しています。

お客様との協力を深める

オークワでは、店舗で環境への取り組みを広めるため、環境イベントを実施し、お客様の理解と参加を促進します。これにより、地域のエコ活動が活性化し、持続可能な社会づくりに貢献することを目指しています。

地元密着型の環境への取り組み

オークワは、ただのスーパーマーケットではなく、地域の環境保全にも寄与する存在でありたいと考えています。具体的には、環境に配慮した商品の提供、省エネルギー、省資源化、廃棄物削減と資源の有効活用、そして地域社会の環境保全活動を支援する各種施策を推進しています。

エフピコの役割

エフピコは、スーパーマーケットやコンビニエンスストア向けの簡易食品容器の国内最大手メーカーです。彼らは「トレーtoトレー」「ボトルto透明容器」のリサイクル方式を展開し、地上資源の循環やCO2の削減、環境に優しい容器の開発を通じて持続可能な社会の実現を目指しています。

未来への展望

オークワとエフピコは、共に地域のエコリーダーとなり、エコを通じて地域の環境負荷を軽減し、リサイクル資源を有効活用することで、持続可能な循環型社会を実現するとともに、そのための取り組みを今後も継続していきます。これらの活動は、地域の人々にとっても、自らの生活をエコに彩る手助けになることでしょう。

この新しい「トレーtoトレー」プロジェクトが、関わるすべての人々にもたらす好影響を楽しみにしています。