2025年上半期のCMタレント好感度ランキングが発表され、その結果が広告業界に大きな影響を与えています。特に注目すべきは、◇大谷翔平選手が現役アスリートとして初めてCM好感度の1位に輝いたことです。ロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷選手は、今年の3月に日本で開催されたMLBの影響もあり、多くのCMに出演しました。男性層はもちろん、女性層からも広く支持を集め、全世代で1位を獲得するという前代未聞の快挙を達成しました。
女性タレントのトップは広瀬すず
この上半期の女性タレント部門では、◇広瀬すずさんが1位を記録しました。彼女はアニメ「ちびまる子ちゃん」の20年後を実写化したCMで多くの視聴者を惹きつけ、三井不動産など10社のCMに出演。特にサントリーの『ザ・プレミアム・モルツ』は印象的で、共演した伊藤沙莉さんも売れっ子として存在感を示し、総合ランキングで5位にランクインしています。
目黒蓮、自己最多のCM出演数を誇る
さらに、◇Snow Manの目黒蓮さんも目立った存在です。彼は今年自己最多の10社のCMに出演し、好感度ランキングで3位に入りました。キリンビールやキッコーマンなどのブランドとコラボレーションし、幅広いジャンルでの活動が女性層を中心に支持されています。
今田美桜、初のトップ5入り
また、◇今田美桜さんは、自身初のトップ5入りを果たしました。今年は特に注目の企業とタッグを組み、Indeedの『タウンワーク』やキリンビールなどに出演。さらにはNHK連続テレビ小説『あんぱん』での主演が話題を呼び、彼女の魅力がますます高まっています。
これらのデータは、CM総合研究所が関東1都6県の男女3000名を対象に実施したCM好感度調査を基にしています。この調査は、生活者がテレビCMに対してどれだけ好意的な印象を持ったかを測定するもので、CM出演タレントの好感度がどのように変動しているのか、香り高いデータを提供しています。
このように、世代を問わず多くのタレントが注目を浴びている中で、広告業界もタレントの起用やプロモーション戦略に変化が求められています。CMタレントの好感度ランキングは、今後の戦略においても重要な指針となるでしょう。関係者にとってはこのデータをうまく活用し、より効果的な広告キャンペーンの展開を期待したいところです。
CMタレント好感度のランキングは、広告業界において重要な指標であり、今後のタレント起用の参考となることでしょう。今後もこのような調査を通じて、国内タレントの動向を注視し続けたいと思います。