絵本『おせち』が英語に!
日本の伝統料理おせちを、美しい絵と文章で紹介する絵本『おせち』が、2025年10月22日に英語版『OSECHI - Food for the New Year』として刊行されます。この絵本は、株式会社福音館書店から発表され、多くの読者の心を掴んできた一冊です。
絵本『おせち』の成功の軌跡
月刊絵本「こどものとも年中向き」で2024年1月号として登場した『おせち』は、日本の大切な伝統料理を紹介することにより、独自の文化を子どもたちに伝えようとする試みです。発売後、たちまち反響が広がり、2024年11月にはハードカバー版もリリース。その結果、発行部数は12万部を超える人気を誇っています。
英語版の魅力
今回、英語版のテキストを担当するのは、詩人でありラジオパーソナリティー、アーサー・ビナードさんです。彼は日本語と英語の両方に精通しており、元の文章のリズム感を大切にしながら、幅広い読者に親しみやすい言葉に翻訳しています。 例えば、「くろまめ ぴかぴか あまい まめ」を「Sweet black beans shine like precious jewels.」と表現しており、読者が視覚的にイメージを膨らませやすい工夫が施されています。
深い文化の理解を促す巻末注釈
英語版の巻末には、各おせち料理についての注釈も付いており、これにより日本の食文化をさらに深く理解できる内容になっています。この注釈は、英語を通しておせち料理の持つ意味やその背後にある文化的背景を知る手助けをします。特に国際交流の場にぴったりな作品です。
作品概要
- - 書名: OSECHI - Food for the New Year
- - 著者: 内田有美(文・絵)、アーサー・ビナード(英訳)、満留邦子(料理)、三浦康子(監修)
- - 刊行日: 2025年10月22日
- - 定価: 1,760円(税込)
- - サイズ: 20×27cm
- - ページ数: 36ページ
この絵本は、日本の美しい伝統食文化を共有するため、ぜひ多くの方に手に取っていただきたい一冊です。おせちを通じて、新しい年の始まりを祝うその喜びや願いを、海外の方々にも伝えることができるでしょう。
結論
今後、英語版『OSECHI』は日本文化を海外に紹介する重要なツールとなることでしょう。ぜひ、リリースを楽しみにされている皆さんにご注目いただきたいと思います。これからも多くの方々に喜ばれる作品が届けられることを願っています。