テレノーカー協会設立
2023-09-11 11:30:01
テレノーカー協会設立:農業と柔軟な働き方の融合で人材不足解消へ
テレノーカー協会設立:農業と柔軟な働き方の融合で人材不足解消を目指す
日本の農業は、高齢化と人材不足という深刻な課題に直面しています。農業従事者の約7割が65歳以上という現状を打破するため、新たな試みがスタートしました。その名も「一般社団法人テレノーカー協会」。都会で働きながら農業事務を支援したり、地方で農家を営みながら企業のテレワークに従事するなど、柔軟な働き方を推進することで、農業分野の活性化を目指しています。
テレノーカーとは?
テレノーカー協会が提唱する「テレノーカー」とは、場所や時間に縛られない働き方を通して、農業と都市部での活動を両立する人々を指します。農業分野にIT技術や柔軟な働き方を導入することで、人材不足問題の解決に繋げようという画期的な取り組みです。
協会の活動内容
テレノーカー協会は、多様な活動を通して農業の活性化と人材確保に貢献していきます。主な活動内容は以下の通りです。
定例会(月次): マルチワーク推進企業の事例紹介や、農業関連事務のアウトソーシングによる生産性向上サービスの紹介、制度や提言に関するディスカッションなどを行います。
交流会(四半期): 農家と企業が交流できるイベントを開催。農産物の試食や新規商品の紹介などを通して、企業と農林水産関係者の距離を縮め、コラボレーションを促進します。協会認定のコーディネーターが、一次産業と企業の連携や兼業を前提とした新規就農をサポートします。
提言活動(随時): 農繁期の時短勤務など、企業の従業員が農業に参加しやすい制度の提案や、政府などへの政策提言を行います。
会員向け企画: 地方自治体と連携した会員向けの様々な企画を実施。第一弾として、全国2カ所の農園での農業体験や、毎月1名に全国の農産物をプレゼントする企画がスタートしました。愛媛県南予地方の柑橘農家でのみかん狩りや販売体験、長野県長野市にあるキタイチ果樹園でのリンゴ狩り体験などに参加できます。
理事体制と会員企業
協会には、地方自治体、一次産業従事者、大企業、中小企業など、幅広い分野の代表者たちが理事として名を連ねています。会員企業も、大企業から中小企業まで多様な企業が参加しています。多様な視点を取り入れることで、より効果的な支援体制の構築を目指します。
代表理事である髙橋明久氏(ノウタス株式会社代表取締役CEO)は、自社での取り組みを例に、柔軟な働き方が農業への参入障壁を低減すると述べています。
まとめ
テレノーカー協会の活動は、日本の農業の未来を担う重要な取り組みです。高齢化と人材不足という深刻な問題に対し、柔軟な働き方とIT技術を活用することで、新たな活路を開く可能性を秘めています。今後、テレノーカー協会の活動がどのように展開していくのか、注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人農林水産ダイバーシティ推進連盟
- 住所
- 東京都中央区銀座東京都中央区銀座1-22-11銀座大竹ビジデンス2F
- 電話番号
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