2025国際ロボット展が東京で開催
2025年の12月3日から12月6日まで、東京ビッグサイトで世界最大級のロボット専門展「2025国際ロボット展(iREX2025)」が開催されます。テーマは「ロボティクスがもたらす持続可能な社会」。今回は673社・団体、3,334小間の出展を予定しており、前回の出展者数を上回る過去最多の記録となります。
開催概要
この国際ロボット展は、国内外の最先端技術を展示し、産業の技術振興と新たな市場の開拓を促進する目的があります。会場は東京ビッグサイトの西1~4ホール、東4~8ホール、アトリウムとなり、12月6日には南3ホールも利用予定です。 入場料は1,000円ですが、中学生以下は無料で入場できます。
新たな分野へのシフト
今回の展では、これまで「産業用ロボット」と「サービスロボット」として区分されていた展示分野が「スマートプロダクションロボット」と「スマートコミュニティロボット」に見直されることとなりました。この変化は、日本ロボット工業会が策定した「ロボット産業ビジョン2050」を反映したものです。
併催ゾーンには、ロボット導入のためのインテグレーターを展示する「ロボットSIerゾーン」や、物流業界向けの最新ロボットシステムを展示する「物流システム・ロボットゾーン」などが設定されています。これにより、来場者はさまざまな視点からロボティクスの進化を体感できます。
フォーラムや講演も予定
初日には「iREXロボットフォーラム2025」が開催され、ロボットメーカーとユーザー企業がディスカッションを通じて最新の導入動向や将来の活用可能性を探ります。また、AIやヒューマノイド技術に関する講演やフォーラムも連日行われ、来場者にとって貴重な情報源となるでしょう。
新しい企画として、学生と企業を結ぶ「iREXリクルート&業界研究フェア」や、リラックス空間として「癒しCafé in 国際ロボット展」が設置されます。また、毎年好評の体験企画「つくる☆さわれる国際ロボット展」も予定しており、実際のロボットに触れられる機会が提供されます。
オンラインでも体験可能
さらに、11月19日から12月19日にはオンライン展示会「iREX ONLINE」も開催され、登録制で無料で参加可能です。オンライン専用の出展者やウェビナーもあり、リアル会場に行けない方にも多くの情報を提供します。
総じて、2025国際ロボット展は革新的な技術の集結と 持続可能な社会への道筋を探る絶好の機会です。さまざまな業界の関係者が一堂に集まり、未来のロボティクスについて議論し、体験する場となるでしょう。ぜひ、その目で新たな技術の進化を感じてください。