坂元醸造が黒酢命名から50周年を迎え、春の仕込みを開始！

坂元醸造が50周年を迎えた黒酢の旅

鹿児島県鹿児島市に本社を構える坂元醸造株式会社は、黒酢命名から50年を迎え、2025年春の仕込みを4月1日から開始します。江戸時代後期から続くこのメーカーの伝統製法は、黒酢がただの調味料ではなく、多くの人々に健康をもたらす存在であることを証明しています。

黒酢命名の歴史

坂元醸造の歴史を振り返ると、福山町での米酢づくりは200年以上前に始まりました。当初は「福山酢」や「壺酢」と呼ばれていましたが、1975年に5代目の坂元昭夫氏が研究会を通じてこのお酢に「黒酢」という名前をつけました。壺で熟成させることで得られる濃い色合いが特徴で、この名称は瞬く間に広まり、お酢の業界でのアイデンティティを確立しました。

研究と進化

坂元醸造は、黒酢の持つ健康効果に関して積極的に研究を行い、今では16の大学と共同研究を進めています。この成果は多数の研究論文として発表されており、全国的に黒酢の認知度と信頼性を向上させています。

新たな挑戦と施設リニューアル

黒酢命名50年を迎え、坂元醸造は「人類の美と健康に奉仕する」という社是のもと、新しい挑戦を立ち上げました。2025年2月には直営の「坂元のくろず壺畑情報館＆レストラン」を「黒酢ガーデン壺畑SHOP＆RESTAURANT」としてリニューアルオープンしました。ここでは新しいロゴと共に、訪れるすべての人にとって心地よい空間が提供されます。