10代以下の若者が抱えるお風呂に関する真実
最近、バスリエ株式会社が行った調査で、10代以下の若者の約60%がお風呂を嫌いだという驚くべき結果が発表されました。この調査は2023年5月から行われ、主にバスリエの「お風呂メディア」を訪れた利用者を対象にされたものです。日本人はお風呂好きとされてきましたが、今回の結果はその常識を覆すものでした。
調査結果の主なポイント
まず、今回の調査では「お風呂嫌い」という回答が55.14%に達しました。この数字は過去に行われた7500人を対象にした調査とは大きく異なります。過去の調査では95%の人々がお風呂が好きだと回答していましたが、今回の調査結果では10代以下の回答者が48.53%を占め、その影響が大きいことがわかります。10代以下の中では、なんと63.63%が「お風呂嫌い」と回答しています。
一方で、20代以上の回答者では「お風呂嫌い」の割合は47.14%と大幅に下がり、世代が上がるにつれてお風呂好きの割合が高まる傾向が見られました。このことから、お風呂嫌いの要因が主に若者特有のライフスタイルに起因していることが窺えます。
お風呂が嫌いな理由
調査によれば、10代以下の子どもたちが「お風呂嫌い」の最大の理由として挙げたのは“時間がかかる”という点でした。学校や部活動、さらには塾や習い事、友人との約束など、忙しい日常の中でお風呂にかける時間を惜しむ傾向が強いようです。また、体力のある世代はお風呂でリフレッシュすることをあまり考慮しない可能性も影響していると思われます。両親と同居していることから、光熱費や水道代を気にする声は少なかったのもそのためでしょう。
入浴へのアプローチ
興味深いことに、66人中8人は入浴中に何もしないと回答しただけで、残りの58人は入浴中に考え事をするなど、何らかの行動をとっていることがわかりました。入浴時間を有意義な時間として捉え、リラックスや思考の場にする意識があるようです。
お風呂時間の工夫
お風呂が長く感じられるのは、忙しい若者としては避けたい時間です。しかし、考えごとやリラックスの時間として活用することができれば、お風呂時間を好きになれるかもしれません。さらに、入浴中に好きな音楽を聴いたり、動画を観たりすることで、お風呂の時間を楽しいものに変える可能性もあります。
まとめ
10代以下の若者が抱える入浴に対する偏見や嫌悪感は、その背後にある忙しい日常生活に起因していることが明らかになりました。しかし、入浴を単なる負担と感じず、リラックスや楽しみの一環として取り入れていくことが求められます。入浴習慣に関する調査は今後も続けていきますので、多くの方にご協力いただき、お風呂の魅力を再発見していただければと思います。