小中学生がAI技術とobnizを駆使した分類装置を開発!
東京都豊島区に本社を構える株式会社obnizが提供するIoT開発ボード「obniz Board」が、NEST EdLABのロボットAIテクノロジー専攻マスターコースに採用されたことが話題となっています。この取り組みでは、小中学生がAIを駆使して、自らのアイデアで分類装置を設計・開発する機会が与えられました。子どもたちは自由な発想を生かし、一連のプロジェクトを通じて新しい技術の基礎を学ぶことができるのです。
NEST EdLABは『身近なふしぎを興味に変える®️』を理念に掲げ、学生の好奇心を育む教育を行っています。そのカリキュラムの中で、obniz Boardを活用したロボット開発が進められ、特に画像認識AIを導入することで、より高度な技術に挑戦することが可能となりました。
小中学生が挑戦するロボット開発
このマスターコースにおいては、まずobniz Boardの使い方を教わった学生たちが、実際にロボットのプログラミングを行いました。具体的には、Teachable Machineと呼ばれるツールを使用して画像認識機能をロボットに搭載し、特定の画像を認識して動作を制御する仕組みを構築しました。実生活で使える分別装置の製作を通じて、学生は問題解決能力や創造力を養いました。
具体的な制作例
1.
おこづかいちょうだいロボ
このロボットは、子どもたちがもらった硬貨を識別し、種類ごとに分別する機能を持っています。貯金箱でお金を整理するという日常的なニーズに応える形で、プログラミングによってハードウェアとソフトウェアが連携し、モーターを動かして硬貨を分類するシステムです。子どもたちは、どのように硬貨を識別すれば良いかを試行錯誤する中で、実際の負荷を体感しました。
2.
トレーディングカードを分別する機械
散らかったトレーディングカードをすばやく分別するために設計されたこのマシンも注目です。学生たちはセンサーを活用し、カードの種類を自動的に認識して仕分けることができる装置の製作に着手しました。この取り組みも、時間効率を向上させるための工夫が光ります。
3.
料理のお手伝い!調味料分別ロボット
調味料を正しく取り出すことができるロボットは、特に高齢者や子どもが使いやすいように設計されました。色で選別し、ボタンを押すだけで必要な調味料を簡単に取り出せるこのロボットは、ユーザーに対して親しみやすさを提供しています。
obniz Boardの特長
obniz Boardシリーズは、インターネットを通じてJavaScriptを制御できる先進的なIoT開発ボードです。 Wi-Fi接続が可能で環境構築が容易なため、プログラミング初心者でも扱いやすいのが特徴です。さまざまなセンサーやモーターに直結する設計がされており、保護回路も備わっています。プログラミングの初心者だけでなく、ビジネスユースにも適応できる実践的なスクリプトが利用可能で、幅広いユーザー層に支持されています。
NEST LAB.について
NEST LAB.は、子どもたちが自身の『好き』を追求できる場所として、小中学生の才能の発掘を目指しています。このような先進的な取り組みを通じて、未来の技術者や科学者を育成する基盤が築かれています。現代のスチューデントにとって、手を使って創造する体験は非常に貴重です。彼らの未来を共に育てていきたいと思います。