竹富町での新しいキャッシュレス乗車サービスの開始
竹富町において、2026年10月1日から西表島交通の運行する路線バスが、顔認証を利用したキャッシュレス乗車サービスを本格的に運用開始します。このサービスは、ジョルダン株式会社が提供する最新の決済・チケット管理システム「JorudanStyle Point&Pass」を基にしています。
サービスの特徴
新サービスの最大の特長は、島民の利便性を高めるため、非接触・非対面で本人確認やチケットの確認が行える点です。利用者は顔をリーダーにかざすだけで、シームレスに乗車することが可能になります。特に、竹富町に住む75歳以上の高齢者を対象とした「高齢者路線バス負担軽減事業」と、通学でバスを使う児童・生徒向けの「バス通学費支援事業」が、この顔認証システムで同時に運用されるのが特徴です。
バス路線は、西表島交通が運行する豊原から白浜までの全線を対象としており、両事業の運賃負担を軽減することを目指しています。
利用方法
この新しい乗車サービスの利用には、事前に所定の方法で顔情報を登録する必要があります。登録後は、乗車時と降車時に車内の専用リーダーに顔をかざすだけで簡単に乗車できるのです。このシステムは、利用者と事業者の負担を大幅に抑えることができるため、特に高齢者や学生にとって、より便利で使いやすいサービスとなっています。
背景と目的
西表島では、2025年12月より、75歳以上の高齢者を対象にしたQRコードを用いた運賃負担軽減事業を実施しています。この取り組みは、普段バスを利用しない高齢者の外出を促進するために行われています。さらに、西表島交通では、国土交通省と協力し、完全キャッシュレス仕様のEVバスの導入も進めており、2026年2月には新型EVバスを導入しました。
これまでの経験を生かし、今回の顔認証システムに移行することで、さらなる利便性向上を図ります。
今後の展望
ジョルダンは、将来的に家族への通知機能を追加した「顔認証×見守り通知サービス」の提供を予定しています。バス乗車時に本人確認を行うと同時に、その場で家族のスマートフォンへ自動的に通知が送信される仕組みです。これにより、一人暮らしの高齢者の外出や帰宅を把握する手助けになるだけでなく、児童の登下校時のバス利用状況も把握することが可能となります。
まとめ
竹富町・西表島交通の取り組みは、地域の交通インフラをより良いものにするだけでなく、高齢化社会に対応した新たな価値の提供を目指しています。これからの運行がどのように進化するのか、今後の展開が楽しみです。