魚道プロジェクト
2025-07-22 12:20:16

エーゼログループと香川高専が共同で魚道プロジェクトを開始

エーゼログループと香川高専の共同プロジェクト



株式会社エーゼログループは、香川県高松市に所在する香川高等専門学校との間で新たなプロジェクトを始動しました。これは、「ポータブル魚道普及のための実証研究」というテーマで進められ、水生動物が自由に移動できないことで問題を抱える河川環境を改善することが目的です。これにより、多様な環境に対応可能な魚道のモデルを開発し、地域の生態系を再生することを目指します。

魚道の重要性と実践


さまざまな河川や水路において構造物が生物移動を妨げる現在の状況を受けて、エーゼログループと香川高専は、持ち運びができる魚道を設置することで水棲生物の生息空間を回復しようとしています。この取り組みは、河川ネットワークの再構築を図るものであり、2025年から2026年6月末までの期間で調査・実験を行いながら進化させていきます。

プロジェクトの背景と展望


エーゼログループは今まで地域資源を活かした持続可能な社会づくりを推進してきましたが、この共同プロジェクトによって、さらなる技術と知見の向上を図ります。将来的には、地域の生態系の背景から、魚たちが自由に川や水田を行き来できる豊かな自然環境が実現されることが望まれます。そのために、地域の専門家や関係者と連携しながら、魚道に関する研修会を開催することも検討されています。

香川高専の協力


香川高専の建設環境工学科では、高橋直己准教授のもと、専門家がチームを組むことにより、学生たちも積極的にこのプロジェクトに参加することとなります。同高専は、実践的工学教育に重きを置き、様々な学科が協力し合って地域社会に貢献する教育機関です。具体的には、学生たちに実地での研究・実験の機会を提供し、将来的な技術者を育成することが期待されています。

プロジェクトの進展


2025年7月14日には、吉野川において初となるポータブル魚道が設置され、今後その効果検証が行われる予定です。エーゼログループは、この魚道によって学ぶこと、遊ぶことができる環境を不在で野生動物が戻ってくる未来を想像しています。

地域住民の声と未来への期待


地域のエコシステムをデザインする生態系デザインチームのメンバーである道端慶太郎さんは、村の子供たちが自然と触れ合い、天然の生き物たちと共に育つことを夢見ています。彼はこの魚道プロジェクトを通じて、分断された川が繋がり、それによって生まれる新たな可能性に期待を寄せています。また、田んぼの中にビオトープを造成し、地域の農業と生態系の融合を図るプロジェクトに取り組む太刀川晴之さんは、地域住民と共に自然環境を守り育てていくことを重要視しています。

この取り組みは、エーゼログループが目指す持続可能な未来の里山づくりへ向けた一歩とも言えるでしょう。地域全体の理解と協力をもとに、このプロジェクトが全国に広がり、さらなる生態系の復活へと繋がることを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社エーゼログループ
住所
岡山県英田郡西粟倉村影石461-1
電話番号
0868-75-3058

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