音楽でつながる寄付の力—BEYOND THE BORDER PROJECTの取り組み

音楽の力を借りて社会貢献をする新しい試み、「BEYOND THE BORDER PROJECT」が始まりました。このプロジェクトは、2009年9月30日からスタートし、14組のアーティストが参加しながら、多様な音楽スタイルを通じて寄付を促進しています。

プロジェクトの背景と目的

「BEYOND THE BORDER PROJECT」は、日本で初めてのドネーションミュージックを導入したプロジェクトです。このプロジェクトは、音楽を聞くことが社会貢献に繋がることを目的としています。ドネーションミュージックとは、曲の購入時にその一部が寄付される仕組みで、参加アーティストの楽曲から得られた収益の約100円が、「国境なき医師団」に寄付されることになります。

プロジェクトの第一弾として、7月1日より配信されているCMテーマソング「BEYOND THE BORDER」が公開され、この曲と連携したアーティストたちの楽曲合計8曲が、iTunesなどで配信されます。魅力的な音楽によって寄付が育まれるこの取り組みは、多くの人々に広がっていくことでしょう。

アーティストたちの参加

14組のアーティストがジャンルを超えて参加し、それぞれの視点から音楽、映像、アートに取り組んでいます。続々と新しい楽曲が配信され、参加アーティストの多彩な個性が反映されています。具体的なアーティストには、郷ひろみやJAYWALKなどが名を連ねており、それぞれの作品がプロジェクトの趣旨に共感して参加しています。

音楽業界がその多様性を生かして社会貢献に向かう姿勢は、他の分野にも良い影響を与えるでしょう。アーティストたちのこれまでの活動や実績もあり、信頼性とクリエイティビティが融合したこの企画は、より多くの人々を巻き込むきっかけとなります。

ドネーションミュージックの意義

ドネーションミュージックの最大の魅力は、購入によって音楽制作者に還元されるだけでなく、その一部が直接他者のために使われる点です。従来のチャリティ音楽とは異なり、アーティストの印税も含めたすべての収益が寄付対象となるため、音楽を楽しむだけではなく、善意の循環を生むことができます。この新しい形の寄付は、多くの人にとって身近な存在になるでしょう。

支援企業との連携

このプロジェクトは、株式会社電通ソーシャルデザインエンジンや株式会社タートルミュージックなどの企業の協力を得て、運営されています。企業とアーティストが連携し、各々の力を発揮することで、地域社会における寄付文化の醸成に寄与しています。

未来に向けて

「BEYOND THE BORDER PROJECT」は、国境なき医師団公認のプロジェクトとして、2020年6月30日まで続けられる予定です。この取り組みは、音楽を通じて人々がつながるだけでなく、助け合う文化を育てるための重要な一歩となっています。

今後、さまざまなアーティストの新曲が随時配信され、聴く者に新しい感動を届けると同時に、社会に貢献する機会を提供します。音楽の力を信じて、皆さんもぜひこのプロジェクトをチェックしてみてください。公式サイトでは最新情報や参加アーティストのプロフィールも掲載されています。

公式サイトはこちら、国境なき医師団の詳細はこちらを訪れてみてください。