製造業における女性技術者の「今」を知る
制作業界は近年、技術革新が進む中で多様性の必要性が高まっています。特に、女性技術者の活躍は企業の競争力を左右すると言われており、理工系女子が少ない日本の現状は重要な問題です。このような背景の中、理工系女性コミュニティ「Wom-tech」が2025年に実施した調査結果についてのオンライン報告会が、5月9日に開催されます。
調査の目的と背景
Wom-techが実施した調査では、製造業に従事する女性技術者のキャリア形成とワーク・ライフ・バランスに関する実態を明らかにすることを目的としております。調査には90名以上の女性技術者から寄せられた声が反映されており、彼女たちが日々直面している課題や変化についての具体的なデータが集められました。国際的な競争力を保持するためにも、科学技術における多様な視点が必要であり、女性の進出を後押しする政策が求められています。
徐々にではありますが、製造業の現場での変化も見られますが、依然として影響力を持つロールモデルが不足しています。この調査を通じて、現状の理解や課題の可視化を図り、コミュニティとしての支援を充実させることが求められています。
報告会の概要
この報告会では、調査結果を元にしたディスカッションが行われます。以下は報告会の詳細です。
- - 日時: 2025年5月9日(金)20:00~21:00
- - 形式: Zoomによるオンライン開催
- - 参加費: 無料
- - 申込方法: 事前申し込み制(https://form.run/@womtech--RqNBGThXHG2TSWnQCH9a)
参加者は、製造業の女性技術者に限らず、人事やダイバーシティ推進者、その他興味のある方どなたでも申し込むことができます。報告会後にはQ&Aセッションも設けられ、直接的な意見交換が可能です。
コミュニティについて
Wom-techは、理工系女子大学生と社会人女性技術者がつながり、支え合うことでキャリアパスを強化することを目的としたコミュニティです。代表の小笠原知子さんは、2023年12月にこのコミュニティを立ち上げ、ワークショップや交流会を通じて、参加者たちが情報を共有し、力を合わせていける環境を提供しています。
調査主体と有識者
本調査は、NPO法人ETIC.による社会課題解決プロジェクトの一環として、社会人の有志3名が中心となって行いました。また、独立行政法人労働政策研究・研修機構の小黒恵氏からのアドバイスも取り入れています。
取材のお問い合わせ
報告会に関する取材を希望されるメディアは、5月2日までに運営事務局への連絡を推奨いたします。一般の方からの問い合わせは、特設フォームから受付けています。
意欲のある女性技術者たちの声を広めるこの機会に、多くの方々の参加をお待ちしております。