ヒルトン京都、環境配慮が評価されDBJ Green Building認証を取得

京都の新たな宿泊施設、ヒルトン京都が2024年9月12日の開業を控え、注目を集めています。このホテルは、東京建物株式会社が手掛け、国内で最高レベルの環境配慮が評価され、「DBJ Green Building認証（プラン認証）」を取得しました。実はこの認証、ホテル業界では初めてのことであり、5つ星の最高ランクを受けたのも初めてです。

「DBJ Green Building認証」は、日本政策投資銀行によって設立された制度で、環境への取り組みを総合的に評価するものです。ヒルトン京都は、環境性能だけでなく、地域との連携や耐震性能、利用者が感じる快適性なども加味された評価を受けています。

このホテルは、環境負荷を軽減するための数々の努力を行っています。例として、空調の効率化や共用部窓面からの適切な採光、さらには水を節約するための設備設計などが挙げられます。例えば、リサイクル資材を使用し、Low-eガラスを採用することで省エネルギー性を高めています。また、防災や防犯面でも強化された取り組みがなされています。

具体的には、非常用発電機を用意し、２回線受電システムを導入することによって防災性が強化されています。とりわけ、防潮板の設置により水害に対する備えも整えています。システム化されたエレベーターの制限や、客室入り口に設置されたICカードによるセキュリティは、安心して宿泊できる環境を提供します。さらに、宿泊者専用の快適なラウンジや、ジムやプールなどの付帯施設も完備され、訪れる人々に健康を促進する場を提供しています。

開業後も、ヒルトン京都は地域社会との共生を重視しつつ、環境や社会への配慮を忘れません。ホテル利用者の多様なニーズに応えるため、複数言語の案内や外国料理への対応も行う予定です。これにより、国内外からの宿泊客に快適で記憶に残る体験を提供することを目指しています。

本ホテルは、設計・施工を竹中工務店が担当し、内装デザインには橋本夕紀夫デザインスタジオが関わっています。全313室を有し、スパや会議室、宴会場など多彩な施設を明かりとともに提供します。

ヒルトン京都の公式サイトでは、最新情報や施設についての詳細が掲載されています。環境に優しい最新の宿泊施設をぜひ体験してみてはいかがでしょうか。

【アクセス】
ヒルトン京都は、京都市営地下鉄東西線「京都市役所前」駅から徒歩わずか1分。

ここで紹介した内容は、ヒルトン京都の新しい可能性と、環境への配慮が実践された宿泊体験への期待を物語っています。