西武鉄道が新たな取り組み「トレルナ」をスタート
2024年9月20日から、西武鉄道の所沢駅及び池袋駅で、駅トイレの個室に生理用ナプキンが無料で設置されるサービス「トレルナ」が始まります。この取り組みは、関東地域の大手民鉄としては初の試みとなります。その他の地域でも同様のサービスは見られますが、関東での実施は画期的なレベルアップと言えるでしょう。
「トレルナ」導入の背景
このサービスは、西武グループが展開するサステナビリティアクションの一環として実現しました。『安全・安心なサービス』に基づくもので、日常の利用だけでなく、災害時や緊急時においても利用者が必要とするものを提供できる環境を整えることが目的です。
導入前には実証実験を実施し、多くの利用者からの支持が寄せられたことが決定的な要因でした。また、株式会社ネクイノの理念である「必要とする誰もが、いつでも生理用ナプキンを手に入れられる社会」の実現が西武鉄道の考え方と一致したことで、協力が生まれ、正式に導入が決定しました。
サービスの詳細
「トレルナ」に関する具体的な情報は以下の通りです:
1.
利用開始日
- 所沢駅:2024年9月20日(金)から
- 池袋駅:2024年9月27日(金)から
2.
設置場所
- 所沢駅:中央改札内及び南改札内の女性用トイレ(予定では16個室)
- 池袋駅:地下の女性用トイレ(予定では10個室)
3.
利用料
- 無料ですが、専用アプリをスマートフォンにインストールする必要があります。通信料は利用者負担です。
さらに、トイレ内にはトレルナのステッカーを貼り、利用者がこのサービスをすぐに認識できるようになっています。
トレルナの利用方法
トレルナを利用する際は、以下の手順で行います:
(1) スマートフォンアプリ「toreluna」をダウンロード
(2) アプリを開き、個室内のデバイスにあるQRコードを読み込む
(3) 生理用ナプキンを取得する
ナプキンは一度の利用で1枚受け取れ、受け取った際には2時間のロックがかかります。また、1カ月に受け取れる回数は7枚までの制限があります。
トレルナの展望
「トレルナ」は、生理用ナプキンを必要な時にどの施設でも利用者が手に入れられる状態に近づけることを目指しています。駅という重要な公共の場での利用は、トイレでの安心感を高め、より多くの人々に健康的な環境を提供できることになるでしょう。
この取り組みには、賛同するビジネスパートナーも募集されており、より多くの人々と新しい社会の仕組みを作り上げようとしています。今後、全国的に広がることが期待されています。
お問い合わせおよびウェブサイト
トレルナについての詳細やパートナー募集については、以下のウェブサイトを通じて確認できます。
トレルナ公式サイト
西武鉄道のカスタマーセンターも設置されており、具体的な質問がある場合には直接連絡することも可能です。
この新たな取り組みが多くの人にとって快適な移動を支キし、安心感を提供することが期待されます。今後の展開にも注目が集まっています。