安曇野ミネラルウォーター第一工場の歴史とフィナーレセレモニー
長野県安曇野市に本社を置く株式会社安曇野ミネラルウォーターは、2025年7月10日をもって第一工場の稼働を終了します。この工場は、2リットルボトルのミネラルウォーターを生産し続け、全国のコンビニやドラッグストアで販売されてきました。新たに竣工した第二工場への移行の中で、旧工場の歴史とその貢献に感謝を込めてフィナーレセレモニーが行われました。
第一工場の歩み
第一工場は2013年に竣工し、翌年の11月からは大手コンビニエンスストア向けのプライベートブランド商品の出荷を開始しました。この12年間で、年間出荷本数は4,000万本を超え、売上高は23億円を超える企業へと成長しました。安定供給と顧客からの信頼を築き上げた第一工場は、地域経済にも大きな影響を及ぼしました。
フィナーレセレモニーの様子
2025年8月25日、第一工場で行われたフィナーレセレモニーには、役員、社員、そして取引先の皆様が参列しました。セレモニーでは、工場の歴史を振り返る映像が上映され、参加者たちが懐かしむ姿が見られました。社長や役員からの挨拶に続き、参加者全員で第一工場の思い出を分かち合う貴重なひとときとなりました。会長は「中小企業として確かな地位を築けたのは皆のおかげ。今後もさらなる協力をお願いしたい」と語り、社員代表は「立ち上げ時は苦労の連続だったが、今では良い思い出」と感慨深く述べました。
新井泰憲の言葉
セレモニーの締めくくりに、代表取締役の新井泰憲は感謝の意を表しました。彼は「第一工場は私たちにとっての過去であり、その歴史に区切りをつけるフィナーレです。未来を先取りはできませんが、過去を活かしつつ新たな挑戦に取り組んでいきます」と力強く語り、取引先や社員に向けて感謝の気持ちを伝えました。
今後の展望
第一工場は今後、倉庫として利用される予定です。2024年に完成した第二工場は、第一工場の経験を引き継いでさらなる品質向上と安定供給を目指します。新たな挑戦への道を歩む株式会社安曇野ミネラルウォーターの今後に期待が寄せられています。
会社情報