明石ほんまち三白館で新型コロナウイルス対策に取り組む劇団の感染予防講習

明石ほんまち三白館で新型コロナウイルスの感染対策が実施されました

兵庫県明石市本町に存在する大衆演劇場「明石ほんまち三白館」では、劇団員の新型コロナウイルスに対するPCR検査が陽性と判明しました。このため、劇団はウイルス除去作業と感染予防講習を実施することを決定しました。これにより、来場者や劇団員の安全を図ることを目的としています。

除菌の窓口による特別対応

この作業は、一般社団法人「ALL JAPAN TRADING」が運営する「除菌の窓口」が担当しました。この法人は、特殊清掃や遺品整理業務を行っている会社であり、新型コロナウイルス対策において正しい知識とノウハウを持ちながら活動しています。以前には、天理大学ラグビー寮でのウイルス除去作業も経験しています。

除菌作業は約1,000平米の区域で行われ、手が触れる箇所を徹底的に清掃しました。作業の様子が写真に収められており、客席を含む館内は細心の注意を払って拭き上げが行われました。

積極的参加で進められた感染予防講習

ウイルス除去の作業に続いて、劇団員や関係者を対象に約2時間にわたって感染予防に関する講習が実施されました。この講習では、実際の活動場所を回りながら、予防策を具体的に学んでもらうことが目的です。講習には多くの質問が寄せられるなど、参加者の意識の高さがうかがえました。

「除菌の窓口」では、正確な情報を基にした感染予防の重要性を訴えています。いつどこで感染が起こるかはわからないため、日々予防を心掛けることが大切だとされています。普段からの対策が新たなルール作りに繋がることを期待しているようです。

ウイルス除去に使用する薬剤

ウイルス除去や除菌に用いる薬剤は、厚生労働省推奨の“次亜塩素酸ナトリウム”を使用しています。これは、一般的に用いられるアルコールとは異なり、人体への影響が少ないという利点があります。また、厚生労働省でも70％以下のアルコールはウイルス除去には効果がないとされています。したがって、除菌の窓口ではアルコールを使用せずに安全に清掃作業を行います。