ユニバーサル映画祭2024
2024-09-13 16:57:15

視覚障害者も楽しめる映画祭「ユニバーサル映画祭2024」開催決定

視覚障害者も楽しめる映画祭「ユニバーサル映画祭2024」



2024年9月26日、27日の両日、東京都北区の北とぴあつつじホールにて、「ユニバーサル映画祭2024」が開催されます。この映画祭は、視覚障害者を含むすべての人々が映画を楽しむ場を提供することを目的としています。この試みは、株式会社ワイ・プランニングや株式会社ドリームキッド、NPO法人ビーマップが主催し、さまざまなバリアフリー手法を取り入れています。

上映作品とトークゲスト



映画祭では、様々な作品が上映され、各作品にはトークゲストが登壇します。初日の26日には、以下の作品が上映されます:

  • - 『いちばん逢いたいひと』(106分)
- トークゲスト:丈監督、女優夏井世以子、俳優三浦浩一、歌手山本雅也、プロデューサー堀ともこ
  • - 『シェアの法則』(107分)
- トークゲスト:プロデューサー大和田廣樹、監督久万真路、脚本・出演岩瀬顕子
  • - 『夢みるように眠りたい』(84分)
- 声色かけあい活弁
- トークゲスト:林海象監督、大和田廣樹、NPO TA-net理事長廣川麻子、東京大学の大河内直之

翌日の27日には、こんな作品が待っています:

  • - 『お母さんが一緒』(106分)
- トークゲスト:橋口亮輔監督
  • - 『ある町の高い煙突』(130分)
- トークゲスト:松村克弥監督、大河内直之、ろう俳優大橋弘枝
  • - 『浮草物語』(87分)
- 活弁シネマコンサート
- 活動写真弁士:佐々木亜希子

バリアフリー技術の導入



映画祭では、視覚障害者を対象にした音声ガイドや日本語字幕のオープン表示が実施されます。特に、ライブ音声ガイドはスクリーン脇でナレーターがリアルタイムで説明するため、全ての観客が一緒に楽しむことができます。この形式は、従来の観客が個別に持っているデバイスを超えた、より共有感を演出するものです。

また、今回の映画祭では「声色かけあい活弁」を取り入れた『夢みるように眠りたい』の上映が行われ、6人の声優が役割を分けて行う活弁により、視覚障害者と健常者の両方が楽しめる工夫がされています。これにより、音楽や効果音もより一層活き活きとした映像体験が提供されることでしょう。

チケット情報



チケットの料金設定も多様で、一般観客と障害者、介助者に配慮した価格帯が設けられています。例えば、一般の方は4演目で2,000円、特定の作品は前売りや当日料金が設定されています。すべての料金には消費税が含まれています。

最後に



この映画祭は、障害の有無に関わらず、映画の楽しさを分かち合うための貴重な機会です。すべての人々に開かれたこのイベントに参加し、共に映画の持つ感動を体験することの素晴らしさを育んでいきましょう。ユニバーサル社会の実現に向けた一歩として、多くの方に訪れていただきたいことを願っています。


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株式会社ワイ・プランニング
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