脳汁があふれる新しい浴体験「脳汁銭湯」の全貌

この秋、大田区蒲田の「女塚温泉改正湯」で独創的なイベントが開催される。その名も「脳汁銭湯（のうじるせんとう）」。株式会社マルハン شرق 日本カンパニーが主催するこのイベントは、11月26日から12月8日までの10日間にわたって実施される。この企画は、マルハン東日本が進める次世代ファンの獲得を目的とした「ヲトナ基地プロジェクト」の一環として行われる。

「脳汁」に注目したこの浴体験は、クリエイティブディレクターのアフロマンスが監修。彼は数々の話題のイベントを手がけてきた人物であり、今回の「脳汁銭湯」は、昔ながらの銭湯を新たなクリエイティブ空間へと昇華させる試みだ。

イベントの見どころ

「脳汁銭湯」では、LEDのれんやネオンアートを用いたサイバー銭湯体験が用意されており、訪れる人々はまるで異世界にいるかのような感覚を味わうことが可能だ。浴場内は初心者にも親しみやすい温かみのある温泉の雰囲気を残しつつ、目を見張るような近未来的な空間に仕上がっている。そして、SNSでのシェアを促進するため、外観や待合室では自由に写真や動画を撮影できるが、浴室内の撮影は禁止となっている。

「脳汁銭湯」の象徴ともいえる「巨大脳みそ」は、男女浴室の真上に浮かび上がる形で設置され、来場者を驚かせる仕掛けとなっている。また、大人気映像作家とのコラボによるプロジェクションマッピングで動き回る銭湯壁画も必見だ。浴槽には水中スピーカーが設置され、脳を刺激する音楽とともに入浴体験が楽しめる。

オリジナルグッズと特典

「脳汁銭湯」では、このイベントでしか手に入らないオリジナル脳汁グッズも販売予定で、脳を刺激するミッションをクリアした来場者には特製のステッカーなどを贈呈。遊び心のある仕掛けがふんだんに組まれており、自らの感覚を試すような独特な体験が期待できる。

企画の背景には、マルハン東日本のプロジェクトがある。彼らは「ヲトナ」を「ヲタク」と「大人」を掛け合わせた造語として、その概念のもとに熱中し、毎日を楽しむ大人たちをサポートしている。こうした観点からも、「脳汁銭湯」は新たなコミュニティ輪を形成する重要な役割を果たすだろう。