デヴィッド・ボウイの遺志が宿るミュージカル『LAZARUS』の日本初演
伝説のロック・スター、デヴィッド・ボウイ。その革新者としての姿勢は、1970年代以降のファッション、アート、そしてカルチャーに大きな影響を与えてきました。彼の最後のアルバム『★(ブラックスター)』と同時期に生まれたミュージカル『LAZARUS』が、日本で初めて上演されることが決定しました。この作品は、ボウイが出演した映画『地球に落ちてきた男』に触発され、宇宙人トーマス・ニュートンの物語を描いています。酒に溺れ、死を選ぶことも故郷に帰ることもできない彼は、謎の少女と出会い、自らの運命を模索していきます。真の魂の解放がどのように描かれているのか、期待が高まります。
このミュージカルは、エンダ・ウォルシュが脚本を担当し、彼の他の作品同様、閉塞感に包まれた状況下での愛と希望の物語が展開されます。ボウイへの想いを込めた松岡 充とのコラボレーションにより、彼の独自の世界観が舞台上でどのように再現されるのか注目です。
豪華キャストが集結
舞台には、日本のミュージカル界で注目される豊原江理佳、鈴木瑛美子、小南満佑子をはじめ、充実したキャストが顔を揃えます。また、白井 晃が演出を手掛け、ミュージカルとしてのエネルギーを高めるために多彩な人材が参加します。これらのキャストたちが、デヴィッド・ボウイの楽曲と共に物語を織り成し、より豊かな舞台を作り上げてくれることが期待されます。
魅力的な楽曲とストーリー
劇中では新曲「Lazarus」「No Plan」「Killing a Little Time」「When I Met You」など、ボウイの名曲を含む全17曲が披露されます。デヴィッド・ボウイの意向を尊重し、音楽パートでは英語での歌唱が行われるため、彼の音楽的遺産を直に感じることができるでしょう。
さらに、このミュージカルはアート性も高く、振付や映像などの要素が巧みに組み合わされ、見る者を引き込むこと間違いなしです。ボウイのイマジネーションに触れることができ、彼の音楽の中で迷子になる体験は、一度きりのかけがえのないエンターテイメントとなるでしょう。
公演詳細
日本初演の公演は、2025年5月31日から6月14日まで、KAAT神奈川芸術劇場で行われます。チケットはすでに注目を集めており、一般発売日には完売の可能性も高いと言われています。チケット料金はSS席が18,000円、S席が13,500円、A席が10,000円と、アートに見合った価格設定がされています。
また、大阪公演も用意されており、こちらもチケット争奪戦が予想されます。興味のある方は、お早めに公式サイトをチェックしてください。
このミュージカルは、デヴィッド・ボウイの音楽とアートの魅力を存分に味わえる貴重な機会です。彼の精神を感じながら、思い出に残るであろう瞬間を楽しんでください。