パルシステム東京が食支援募金を実施
生活協同組合パルシステム東京が、2025年6月16日から20日まで「困っている方を食で支える募金」キャンペーンを展開します。この活動は、地域内で困窮している世帯を支援するために設けられたものです。
この募金は、パルシステム東京の利用者なら誰でも参加可能です。商品を注文する際に指定の番号を入力するだけで、手軽に募金が完了します。コロナ禍による「米余り」を受け、同組合の2023年度地域活動方針に則って実施されており、利用者の善意を通じて集まった募金が食品の調達に役立てられます。
困窮者支援の背景
パルシステム東京は、2021年から地域の困窮者世帯に対する食料支援を行ってきました。特に、コロナ禍に伴う生産過剰問題を解消するため、産直米の買い取り及び支援に注力してきたことが特徴です。これらの取り組みは、自身の地域の人々を支えるだけでなく、産地にとっても助けとなる取り組みです。
また、学校の給食が停止する夏休みや冬休みの時期には、特にフードバンクや子ども食堂と連携し産直米の寄贈が行われます。2024年度には利用者から186万4,904円の募金が集まり、その結果、合計19.8トンの産直米が生活困窮世帯に届けられた実績があります。
寄付の具体的な方法
募金の方法として、現金とポイントの2種類が利用可能です。現金による募金は、申込番号を利用した電子的手続きで、例えば100円の寄付を希望する場合は申込番号「109908」を入力します。ポイントによる募金も同様に、特定の番号での手続きが必要です。両方とも、商品の代金とあわせて請求される形式です。
具体的な例としては、100円の寄付を行う場合は、申込番号「109908」を指定し、数量を1とすることで募金が完了します。次回の現金募金の受付は7月にも予定されています。
随時変わる地域のニーズに応じた支援
今年度は、米の需給が厳しくなっていることを受け、より賞味期限の長いロングライフパンなどが寄贈の対象商品として選ばれています。地域の人々が直面する課題は常に変化しており、それに合わせて支援内容を見直していく姿勢が求められます。
「誰一人取り残さない地域社会」という目標に向けて、パルシステム東京は今後も積極的に地域貢献を推進していくでしょう。
これからの展望
パルシステム東京の取り組みは、地域の人々にとって希望の光となっています。募金は単なる支援の形ではなく、地域コミュニティが一体となって未来を創造するための大切な行動でもあります。2025年は国際協同組合年として記念すべき年にあたります。この機会にぜひ、皆さんも参加してみてはいかがでしょうか。地域の未来をともに築く一助となることができるはずです。