細胞生産技術の進展
2020-11-27 17:30:01

セルファイバと東洋紡が手を組む新たな細胞生産技術の進展

セルファイバが拓く未来の細胞生産技術



東京大学発のスタートアップとして設立されたセルファイバは、革新的な「細胞ファイバ」技術を駆使し、医療や化学品の製造に新たな可能性を探求しています。2015年4月の創業以来、「細胞を使ったものづくり」で地球規模の課題解決に貢献することを使命に掲げ、様々な研究開発を進めています。

高機能な細胞ファイバとは?



セルファイバの中心となる技術「細胞ファイバ」は、非常に細い中空ハイドロゲルチューブ内に細胞を封入し、理想的な環境で培養するものです。この技術により、細胞は良好な状態で長期間保持され、過剰な凝集が防がれます。さらに、細胞から分泌された物質は、チューブ外に効率的に放出されるため、物質生産においても非常に有効です。

この画期的なアプローチにより、セルファイバは医薬品や化成品の大量製造を実現し、これまでにない製品作りが可能になると期待されています。細胞技術が身近な素材として普及することで、私たちの生活にどのような影響を与えるのか、その展望に期待が寄せられています。

東洋紡との共同研究開始



このたび、セルファイバは日本の高機能素材メーカーである東洋紡との共同研究を2020年10月よりスタートしました。この協力により、両社は細胞培養技術の高生産性と物質生産技術のさらなる向上を目指します。すでに複数の事業会社に対する小規模試験は完了しており、今後は共同開発を通じて、技術の実用化へと進んでいく見通しです。

共同研究によって、両社が持つ技術や知見を融合させ、新たな製品やサービスが生まれることが期待されています。医療分野での革新をはじめ、さまざまな産業への応用が目指され、多くの期待が寄せられています。

セルファイバのこれから



セルファイバは、今後も技術開発を続けながら、細胞が持つ力を最大限に活用した製品の市場化を進める方針です。また、持続可能な社会の実現に向けた努力も惜しまない姿勢で、エコフレンドリーな製造プロセスの確立にも貢献していくという意気込みです。セルファイバの技術革新は、未来の医療や化学品製造のあり方を根本から変える可能性を秘めています。

企業情報


株式会社セルファイバ
  • - 設立年月: 2015年4月1日
  • - 所在地: 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学南研究棟216
  • - 代表者: 柳沢 佑、安達 亜希
  • - 資本金: 66,650,000円
  • - 事業内容: 細胞ファイバ技術を用いた細胞大量培養ソリューションの開発
  • - 公式サイト: https://cellfiber.jp/

細胞の力を活かした革新的な製品が、市場でどのように展開されるのか、今後の動きに目が離せません。

会社情報

会社名
株式会社セルファイバ
住所
東京都江東区佐賀2丁目9−8 MSC 深川ビル2号館 107
電話番号
050-3645-1640

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