生成AIを活用した新たな料金プラン提案サービスの誕生
近年、生成AIの技術が進化する中、H.I.S.Mobile株式会社とSparticle株式会社がタッグを組み、新たな料金プラン提案サービス『AI料金コンシェルジュ』を発表しました。このサービスは、過去3ヶ月間に中容量以上のプランを利用しているユーザーのデータをもとに、最適な料金プランを自動で提案するものです。生成AIの特性を活かすことで、サービスの精度は使用するほど向上し、ユーザーにとってよりメリットの大きい選択肢を提供します。
協業の背景と経緯
H.I.S.MobileとSparticleの協力は2023年10月に始まりました。最初の取り組みとして、H.I.S.Mobileでは、ユーザーからの問い合わせの処理を効率化するために対話型生成AIツール『GBase』を導入しました。GBaseは企業のナレッジを元に、多言語で応答できるため、従来のチャットボットとは一線を画す機能を持っています。このシステムの導入により、特定の問い合わせに関しては約60%の減少を達成したという成果もあります。
GBaseの成功を受けて、さらなるフェーズへ進むこととなり、ユーザーの通信量や利用パターンの適合性を向上させるために『AI料金コンシェルジュ』が開発されることになりました。このプロジェクトには、AIシステム開発のUniConvo株式会社も参加し、3社の協力による新しい時代の料金プラン提案が実現しました。
記者会見での発表とデモンストレーション
記者会見では、H.I.S.Mobile株式会社の社長・猪腰英知氏とSparticle株式会社の共同創業者であり取締役の湯勁松氏が登壇しました。彼らは各社の業務内容と『AI料金コンシェルジュ』の目的を説明し、この新サービスの展望を語りました。
さらに、生成AIを活用した『Felo字幕』というリアルタイム翻訳ツールを用いたデモも行われ、中国語から日本語への翻訳機能の紹介がされました。この取り組みは、国際的なコミュニケーションを強化するための重要なステップとなっています。また、H.I.S.Mobileで新プランに申し込むと、Sparticleの開発した『Felo瞬訳』を3日間無料で体験できるキャンペーンも発表され、2024年9月からの提供予定がアナウンスされました。
今後の展望について
『AI料金コンシェルジュ』の導入は、生成AI技術を活用したSparticleの新しい挑戦の始まりです。両社は今後もユーザーに便利で最適なサービスを提供するために、AI技術の進化に力を注ぎ、サービスの拡充を目指すとしています。このサービスにより、利用者は自らの利用状況に基づいて簡単に最適なプランを見つけることができるようになります。コラボレーションの進展により、さらなる技術革新が期待され、使用者のニーズに応える新たなサービス展開が進むことでしょう。
企業紹介
H.I.S. Mobile株式会社
- - 代表者: 猪腰 英知
- - 所在地: 東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー 5階
- - 設立: 2018年2月15日
- - ウェブサイト: H.I.S. Mobile
UniConvo株式会社
- - 代表者: 于 俊威
- - 所在地: 東京都中央区銀座
- - 設立: 2024年9月10日
- - ウェブサイト: UniConvo
Sparticle株式会社
- - 代表者: 金田 達也
- - 所在地: 東京都中央区日本橋
- - ウェブサイト: Sparticle