軽井沢の老舗ホテル「万平ホテル」、創業120周年を記念しアルプス館を大規模改修

軽井沢の老舗ホテル「万平ホテル」、創業120周年でアルプス館を大規模改修

長野県軽井沢町にある老舗ホテル「万平ホテル」が、1894年の創業から120周年を迎えました。それを記念して、ホテルの象徴的な建物であるアルプス館の大規模な改修工事が行われています。

今回の改修では、特にアルプス館のロビーとカフェテラスが中心となっています。ロビーは、アルプス館が竣工した大正時代を彷彿とさせるデザインに生まれ変わります。当時の椅子や机を忠実に復刻し、ガラスのペンダント照明も当時のまま再現することで、クラシックな雰囲気をより一層際立たせています。さらに、軽井沢の伝統工芸である「軽井沢彫り」を用いた、新しいレセプションカウンターも設置されます。

カフェテラスでは、改装と増築が行われます。屋内は、家具を一新し、ソファ席などを追加することで、よりリラックスできる空間に生まれ変わります。そして、屋外には解放感あふれるウッドデッキが新設され、約50席が追加されます。夏には多くの客で賑わうカフェテラスですが、改修後はさらに快適で、万平ホテルや軽井沢の雰囲気を肌で感じることができる空間となるでしょう。新緑の季節には、軽井沢の爽やかな風を感じながら、ホテル自慢のアップルパイやロイヤルミルクティーを楽しむことができます。

改修工事は、ロビーとカフェテラス両方を対象に行われ、2026年4月23日の完了を予定しています。

万平ホテルについて

万平ホテルは、避暑地として有名な軽井沢で1世紀以上にわたり、歴史を刻んできたクラシックホテルです。1936年に建てられたアルプス館をはじめ、ウスイ館など、全109室の客室を備えています。ホテル内には、創業当時からのレシピを受け継ぎ、新たな味を創作し続けるメインダイニングルームや、ジョン・レノンも愛したカフェテラス、国際会議にも対応可能な宴会場などがあります。

今回の改修によって、万平ホテルは創業120周年という節目を迎え、これまで以上に洗練された空間を提供することで、訪れる人々を魅了し続けることでしょう。軽井沢を訪れる際には、歴史と伝統を感じさせる万平ホテルに足を運んでみてはいかがでしょうか。