ニコン・トリンブル、新たなコミュニティプラットフォーム「coorum」を導入
東京の大田区に本社を置く株式会社ニコン・トリンブルは、農業分野における顧客との関係を強化するために、オンラインコミュニティサイト「スマート農業横丁」を開設することを発表しました。これは、株式会社Asobicaが提供するロイヤル顧客プラットフォーム「coorum」の導入によるもので、農業に従事するユーザー同士の交流を促進し、製品の活用方法の共有を目的としています。
背景:農業分野のデジタル化を進めるニコン・トリンブル
ニコン・トリンブルは、2003年に設立されたニコンと米Trimbleの合弁会社で、測量や測位技術を中心に製品を提供しています。特に、自動操舵システムやGNSSガイダンス技術は高く評価されていますが、製品を導入したものの、その活用方法に悩む農家が多いという課題があります。
同社は以前からユーザー向けに情報発信を行っていましたが、ユーザー同士のノウハウ共有の必要性を感じ、これを解決するためのプラットフォームが求められていました。このような背景から、coorumを介して「スマート農業横丁」を立ち上げることとなりました。
新たなコミュニティサイト「スマート農業横丁」の特徴
「スマート農業横丁」は、農作業に従事する農家の皆様が参加するオンラインコミュニティです。主なコンテンツには以下のものがあります:
- - みんなの語らい場:製品の活用方法における悩みや成功事例を共有し、コミュニケーションを図ります。
- - みんなの愛機紹介:農作業に欠かせない機械について、その魅力や特徴を語り合います。
- - 日々の農業トーク:農業に関する様々な話題を共有すると共に、他の生産者とのつながりを深めます。
このサイトは2024年10月14日に正式オープンし、利用者がそれぞれの体験を通じて新たな挑戦や発見を促す場となる予定です。
コミュニティ構築の支援体制
株式会社Asobicaのメンバーは、ニコン・トリンブルの目的やニーズに沿ったコミュニティ運営の支援を行います。ユーザー同士が気軽に情報交換できる環境を整えることで、参加者のエンゲージメントを高め、さらには顧客ロイヤリティの向上に寄与することを目指しています。
終わりに
ニコン・トリンブルは、農業の現場での成功体験や課題を共有することで、農業界全体のデジタル化やスマート農業の推進を目指しています。新たなコミュニティプラットフォーム「スマート農業横丁」を通じて、未来の農業をより豊かにするための新たな試みが始まります。この取り組みにより、農家同士のつながりが深まり、さらに良い成果を得られることを期待しています。