イトーキが新たに打ち出した「Eco Level」
株式会社イトーキは、2024年8月27日から特設Webサイトを公開し、持続可能な社会の実現に向けた新しい取り組みを発表しました。この取り組みは「ITOKI Ecosystem Initiative toward 2050~自然共生」と名付けられ、地球環境保全を促進するための3つのテーマ、「気候変動対応」、「資源循環促進」、「サステナブル素材活用」に基づいています。
Eco Levelの重要性
イトーキは新たに策定した環境配慮型基準「Eco Level」を通じて、具体的な行動指針を設けました。この「Eco Level」では以下の5つの指針が設定されています。
1. 温室効果ガスの削減を目指す。
2. 材料の使用を最小限に抑え、リサイクルを推進する。
3. 環境に優しい材料を取り入れる。
4. 製品ライフサイクル全体での資源循環を実現する。
5. 社会との連携を通じて、サステナビリティを推進する。
これらの指針は、イトーキが目指す持続可能な製品づくりに向けた重要なステップです。
ICTを活かした新しい取り組み
イトーキは、自社の強みに位置づける「Tech×Design based on PEOPLE」を基に、テクノロジーやデザインを最大限に活用し、より良い「働く」環境を提供することを目標としています。特に注目すべきは、具体的な製品の一例として「Refelt(リフェルト)」です。
Refeltはリサイクルマテリアルを使用し、心地よい質感と上質なデザインを兼ね備えたフェルトチェアです。この製品には、使用済みのペットボトルを回収し再資源化した繊維が約50%使用されており、従来のプラスチックモールド製品と比較して製造エネルギーを大幅に軽減しています。
また、「Refelt」の名には、サステナビリティの高いリサイクル素材を用いた家具作りを通じて循環社会に貢献したいという強い願いが込められています。
未来に向けた取り組み
イトーキは新たに掲げたESG戦略「RISE TO GROWTH 2026」の元、持続可能な社会の実現に向けた様々な事業活動を推進しています。また、企業内にも環境配慮の文化を根付かせ、社員一人一人が環境問題の重要性を意識し、行動することが期待されています。
このように、イトーキは創業以来の理念を骨子にしつつ、現代の環境問題に真摯に向き合った製品と取り組みを展開しています。今後もその活動から目が離せません。
まとめ
イトーキの「Eco Level」は、ただの製品基準ではなく、企業全体の環境への取組みを象徴するものです。サステナビリティを重視した社会づくりに貢献するため、イトーキは今後も進化し続けることでしょう。特設Webサイトにはさらなる詳細が掲載されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
ITOKI Ecosystem Initiative toward 2050~自然共生