ユナイテッドが株式会社recriに出資し新たな芸術体験を提供へ

ユナイテッド株式会社（以下ユナイテッド）は、芸術鑑賞チケットのサブスクリプションサービスを提供する株式会社recri（以下recri）への出資を発表しました。この出資により、芸術鑑賞をより身近なものにするための新しい取り組みが進展すると期待されています。

recriのビジネスモデル

recriは、舞台や展覧会のおすすめチケットをユーザーの好みや予定に合わせて毎月届けるサービスを展開しています。特に、芸術鑑賞に慣れていない方や趣味を見つけたいと考えている方に向けて、おすすめのチケットを提供することで、嗜好にあった芸術との出会いや新しい楽しみを提供することを目指します。

このサービスは、興行主にとっても魅力的です。興行業者は新規顧客の獲得が難しく、従来のアナログ集客手法では限界がある中で、recriはユーザーへのおすすめや作品解説を通じて、心理的ハードルを下げると同時に、プッシュ型の販売チャンネルを増やして集客力を高めることが期待されています。

出資の背景と意義

ユナイテッドによるrecriへの出資は、働き方改革やAIの影響により、個人の可処分時間が増えると予測される中で、これを活用した新たなライフスタイルの提案となることを意図しています。特に鑑賞する趣味を持たない大人が増えている現代において、芸術鑑賞のハードルを下げることが重要とされています。

recriは2020年に設立され、代表の栗林嶺氏はクリエイターとしての経験を活かし、感性豊かな世界を作るための事業を展開しています。今回の出資によって、recriはさらなる事業拡大を目指し、ユーザーにとっても興行主にとっても有益な時間の過ごし方を提供することが狙いです。

今後の展望

recriは調達した資金をもとにサービスのさらなる拡充を図る予定です。ユナイテッドは自社のビジネスモデルを持つスタートアップ企業への投資を続けており、今後も社会に新たな価値を提供する企業と共に成長していく方針です。これにより、ユーザーに新しい芸術体験を提供し、興行主の集客課題解決に貢献することが期待されています。

ユナイテッドは「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する。」という理念の下、様々な分野での投資を行っています。特にシードからアーリーステージの企業に対しては、自社資金による柔軟かつ迅速な意思決定での支援を行い、事業の成長をサポートしています。