最近、株式会社JEPLANが運営するBRING™と東京造形大学が共同で進めた社会連携事業が注目を集めています。この取り組みでは、「PETボトルのケミカルリサイクル」をテーマに、大学の細谷誠ゼミナールの学生たちが映像作品や絵本、インスタレーションなど、さまざまなクリエイティブな表現技法を駆使して作品を作り上げました。
背景と目的
JEPLANは、循環型経済の実現を目指し、リサイクル技術の普及に力を入れています。特にPETボトルのケミカルリサイクルに関しては、同社の独自技術を駆使しており、学生たちがこの技術を理解し、社会におけるリサイクルの意義を広めることを目的としています。
本事業では、学生たちが「ボトルtoボトル」の概念を基に、リサイクルの重要性をわかりやすく、楽しく表現することに挑戦しました。このような実践を通じて、参加学生は環境問題に対する理解を深め、自身の表現力を磨く機会を得ることができます。
作品の制作過程
制作活動は2025年5月からスタート。JEPLANグループが運営するPETリファインテクノロジーの工場見学を実施し、実際の作業現場を体験することで、リサイクル技術への理解を深めていきました。続くオリエンテーションでは、製作に必要なインスピレーションを得た後、学生たちは自身のアイデアを形にする作品制作に取り組みました。
2025年7月には、東京都八王子市高尾町にある直営店「BRING CIRCULAR TAKAO」にて、参加学生たちが制作した作品のプレゼンテーションを行いました。その後、2025年11月4日からは、全12点の映像作品がBRINGの公式Instagramアカウントで順次公開される予定です。
作品の公開と展開
公開される映像作品の中には、実物作品のドキュメント映像も含まれており、これを通じてリサイクルについての理解がさらに深まることが期待されています。多様な世代の消費者に向けて、身近にリサイクルを感じてもらえるよう、作品は視覚的にわかりやすく楽しい内容となっています。
JEPLANの企業理念
JEPLANは、「あらゆるものを循環させる」という企業理念の下、サーキュラーエコノミーの実現を目指しており、国内外のパートナーと連携しながら新たな取り組みを進めています。環境課題への意識を高めつつ、持続可能な社会の実現に寄与するための活動を引き続き推進していく考えです。今後もこのような活動を通じて、学生たちがクリエイティブな表現を通じて社会に貢献できる機会を創出していくことに期待が寄せられています。
今後の作品公開に注目し、この取り組みが私たちのリサイクル意識をどのように改変していくのか、楽しみに待ちたいと思います。