生き物の不思議を体験しよう！「擬態する魚たち展」とオオアタマガメ展示

「生き物の不思議を体感！『擬態する魚たち展』とオオアタマガメの展示

三重県伊勢市に位置する「ゼロ距離水族館伊勢シーパラダイス」では、自然界の不思議を体感できる特別展示が始まります。2024年10月26日から12月1日までの期間、「～擬態する魚たち展～」が開催されます。また、10月12日からは、国内で3つの施設ほどしか展示されていない希少な「オオアタマガメ」の展示もスタートしました。これらの展示は、来場者にとって新たな学びや驚きをもたらす機会となるでしょう。

擬態する魚たち展の魅力

この特別展示のテーマは「擬態」です。魚たちは自らを環境に溶け込ませ、捕食者から身を守るために進化を遂げてきました。在来の水中景観を再現した水槽の中では、枯葉や流れ藻、さらにはロープなどが見事に配置されています。来場者は、これらの中から擬態した魚を探し出すことにチャレンジでき、飼育員が語る苦労話を聞きながら、その難しさと楽しさを体感できます。

特に注目したいのは、ナンヨウツバメウオやマツダイなど、擬態に特化した魚たちの展示です。ナンヨウツバメウオは幼魚の頃、敵から身を守るために枯葉のような外見をしているのに対し、成魚になると見た目が全く変わります。マツダイは流れ藻に隠れ、捕食者から逃れる一方で、小魚を狙う技を持っています。

この展示では、様々な種類の魚が紹介されており、挑戦の難易度も設定されています。大人から子供まで誰でも気軽に楽しめる内容になっており、家族での訪問にもぴったりです。

希少なオオアタマガメの展示

さらに、2024年10月12日からはオオアタマガメの展示が始まりました。このユニークな亀は、その名前の通り、大きな頭を持ち、体を甲羅に収められない姿が特徴です。絶滅危惧種にも指定されており、日本国内では非常に希少な存在です。このカメを展示しているのは、たったの3施設のみであり、その魅力から多くの来場者を引きつけています。

オオアタマガメは、中国南部や東南アジアの渓流に生息しており、独特な身体能力を持っています。頑丈な肢を駆使して岩や木に登ったり、尻尾を使って木にぶら下がったりすることができるため、まさに「脱走ガメ」としても知られています。