青山レナセルクリニック、細胞加工センター新設で再生医療のさらなる進化へ
一般社団法人輝実会 青山レナセルクリニックは、施設拡張に伴い、新たに「青山細胞加工センター」を開設しました。同センターは、無菌細胞培養室として、同ビル内の別フロアに設置され、6月25日(火)にプレオープン、7月2日(火)にグランドオープンを迎えます。
青山レナセルクリニックは、2020年6月の開院以来、順調に業容を拡大しており、現在の5階施設では手狭になっていました。今後のインバウンド患者の増加を見据え、新たに約240平方メートルの別フロアを増設しました。
同クリニックは、前身の赤坂レナセルクリニック時代から、乳歯歯髄由来の幹細胞培養上清治療(エクソソーム療法)に注力してきました。国内トップクラスの月間2,000ミリリットルを超える治療実績と豊富な臨床ノウハウを有しています。
今回新設された青山細胞加工センターでは、歯髄幹細胞培養のプロフェッショナルである「上級臨床培養士」の監修の下、独自の製造プロトコルに基づき、最高スペックの乳歯歯髄幹細胞培養上清液(エクソソーム)を製造します。患者様には、より質の高い治療を提供していく予定です。
さらに、青山レナセルクリニックは、2024年2月1日付で東京工業大学の沖野研究室と共同研究を開始しました。再生医療分野への応用を目的として、医療用ジェット装置「Renacell Hyper Plasma」(商標登録出願中)を開発しました。この装置は、従来製品の約15万倍の低温プラズマを産生することが可能です。
青山細胞加工センターでは、この装置を使用して、低温プラズマの照射による幹細胞の増殖能の向上や幹細胞から分泌されるサイトカインの質量の変化などを検証する実証実験を行う予定です。
これらの取り組みを通して、青山レナセルクリニックは再生医療分野のさらなる発展に貢献していくことを目指しています。
青山レナセルクリニックの細胞加工センター新設は、再生医療業界にとって大きな一歩と言えるでしょう。
独自の製造プロトコルに基づいた最高スペックのエクソソームの提供は、患者様にとって大きなメリットとなるはずです。さらに、東京工業大学との共同研究による低温プラズマを用いた再生医療技術の開発は、再生医療の可能性を広げる画期的な取り組みです。
青山レナセルクリニックは、今後も積極的に研究開発に取り組み、より効果的で安全な再生医療を提供していくことが期待されます。
一方で、再生医療は高度な技術を要する分野であり、倫理的な問題もつきものです。そのため、倫理的な側面を十分に考慮した上で、安全で効果的な再生医療技術の開発と普及を進めることが重要です。
青山レナセルクリニックは、高い技術力と倫理観を兼ね備え、患者様にとってより良い再生医療を提供してくれることを期待しています。