秋空のもと、名古屋鉄道グループの株式会社名鉄スマイルプラスが運営するアフタースクール「めいてつのアフタースクールTELACO」の子どもたちが、愛知県犬山市にある株式会社ココトモファームで、秋の農業体験を行いました。物質的な豊かさが享受される現代において、実際に手を動かし、自然と触れ合う機会はますます重要性を増しています。今回の体験は、日常的に食べるお米がどのように育てられ、どのように作られているかを理解する貴重な経験となりました。
この取り組みは、働く保護者をサポートする名鉄スマイルプラスの一環として、2025年から毎年春と秋に行われています。子どもたちは犬山の自社田んぼに直接訪れ、収穫の喜びだけでなく、農作業の大変さも体感しました。
当日は、子どもたちが長靴と軍手を身につけ、数人一組に分かれて田んぼへ向かいました。まずは、自らの手で稲を刈り取る手刈り体験です。鎌を手にした子どもたちは、稲の根もとをしっかりと持って、一株ずつ慎重に刈り取りました。刈り取った稲束を高く掲げる姿からは、達成感がにじみ出ていました。
次に、コンバインの試乗が行われました。ココトモファームのスタッフが、稲を刈っていく過程とその仕組みを説明した後、子どもたちは実際にコンバインに乗ってみることに。大人の手を借りながらも、運転し、稲を刈り取る体験をしました。このように、実践を通じて学ぶことの大切さを感じる瞬間です。
昼食には、自ら手で握った新米のおにぎりを味わいました。このおにぎりは、参加した全員の汗と努力の結晶。同じ米でも、田んぼの温もりを感じながら頂くと格別な美味しさがありました。
午後は、農業用倉庫に移り、籾摺りの見学を行いました。籾摺りとは、収穫した稲から玄米を取り出す工程で、子どもたちはその機械の動きに興味津々。実際にお米の袋を自分の手で持ち上げて、その重さを感じることで、農業に伴う多くの努力を知ることができました。
ココトモファームは、愛知県犬山市に拠点を置く農業法人です。自らの田んぼで育てた米を使用し、米粉バウムクーヘンを製造・販売しています。また、彼らは「誰ひとり取り残さない居場所を創る」というビジョンの下、地域社会の支援にも力を入れています。農業、製造、福祉をつなぐことにより、すべての人が生きやすい社会を目指しています。
このような取り組みを通じて、子どもたちは食べ物の大切さや、その背景にいる人々、自然との関わりについて学ぶ非常に良い機会となりました。今後もココトモファームと名鉄スマイルプラスのコラボレーションによる農業体験が続くことを期待しています。