龍谷大学政策学部洲本プロジェクトが環境大臣賞を受賞
龍谷大学政策学部の洲本プロジェクトが、環境省が主催する「第12回グッドライフアワード」において、「環境大臣賞学校部門」を獲得しました。このプロジェクトは、2013年から兵庫県洲本市で展開されていて、地域住民、地元企業、市役所、そして大学生が力を合わせて活動を続けています。
プロジェクトの概要
これまでに、このプロジェクトでは以下のような成果を挙げてきました。
- - 小水力発電システムの導入: 千草竹原において蓄電量3kWhのシステムを設置。
- - フロートソーラー発電所の設立: 5色町鮎原塔下に出力50kWの塔下新池ソーラー発電所と、中川原町三木田に出力1,500kWの龍谷フロートソーラーパーク洲本を設置。
これらの発電所はPS洲本株式会社によって運営されており、その売電収益は地域の課題解決に向けた様々なプロジェクトに再投資されています。特に、放置竹林の対策や地域の古民家改修、人口減少が進む集落の再生を目的とした活動に充てられています。地域と連携した持続可能なエネルギー開発のモデルとして、かなりの評価を受けているのです。
授賞式の様子
授賞式は12月7日(土)に行われ、深尾副学長がプレゼンテーションを行いました。この場で、副学長はこの11年間の努力が今回の受賞につながったことを喜び、「地域住民との温かいパートナーシップがこの成果を実現した」と述べました。また、卒業生の中には、地域に移住し続けている人もいるとのことです。彼らは、地域の担い手として活動を続け、洲本市の魅力をさらに引き上げる活動に貢献しています。
今後の展望
地域と大学が連携し、成果を上げているこのプロジェクトは、持続可能な社会の構築を目指す重要な取り組みとして位置づけられています。今後も地域貢献型の再生可能エネルギー事業に力を入れていき、洲本市とのさらなる連携を深めていく考えです。環境省のグッドライフアワードは、環境と社会をより良くする活動を支援するために設立され、全国の取り組みが評価される場でもあります。今後、龍谷大学と洲本市が共に歩み続けることで、更なる地域の活性化が期待されています。
まとめ
龍谷大学政策学部洲本プロジェクトが受賞したことは、地域を支える大学の役割と、その取り組みが評価される良い例です。持続可能な社会を意識し、地域と協力し合うことで、新たな未来を築いていく努力が続いていくことでしょう。学生たちが行なっているさまざまな活動は、ただの学びにとどまらず、地域に根ざしたリアルな経験を積むことにつながっています。今後の継続的な活動に期待が寄せられます。