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RIETIの新たな挑戦：EBPMセンターの設立

2022年4月1日、独立行政法人経済産業研究所（RIETI）が「RIETI EBPMセンター」を創設しました。この新たなセンターは、急速に変化する世界情勢に対応するために、経済政策の革新を目指しています。

世界は地球温暖化や地政学リスク、パンデミックによってますます不確実性が高まっています。これに対処するために、RIETIは官民連携を強化し、大規模な先端研究を進める必要性を感じています。その中で、EBPM（Evidence Based Policy Making）を取り入れた政策評価が鍵となっています。EBPMは、政策を直感や経験則ではなく、科学的根拠に基づいて立案することを指します。

新設されたEBPMセンターは、これまでのデータに基づく事後評価を土台に、これから進める大規模なプロジェクトに対する事前評価を行います。たとえば、グリーン化などの重要なイニシアティブに対して、経済効果を事前に評価し、そのために必要なデータや設計についての基本構想を提示することを目指しています。この取り組みは、国家の経済政策や産業政策の発展に寄与するものとなるでしょう。

RIETIは、2001年に設立された政策シンクタンクで、政策現場との密接な連携・協力を通じて、高い評価を受けています。特に、理論と実証を融合させた研究を行い、エビデンスに基づく政策提言を行うことに注力してきました。その活動の成果は、これまで20年以上にわたり、国内外から評価され続けています。

EBPMの重要性は、2017年以降、政府の基本方針にも盛り込まれており、これからもますます増していくことでしょう。限られた資源の中で、各種統計データを正確に分析し、効果的な政策を選択する能力が求められています。

RIETI EBPMセンターの設立により、今後さまざまなプロジェクトが科学的根拠に基づいた評価のもとに進められることが期待されます。これにより、国の政策がより効果的かつ持続可能なものとなることを願っています。

この新たな動きに関する問い合わせは、RIETIの国際・広報グループにて受け付けています。ぜひ、具体的な活動に注目していただきたいと思います。

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