熊本県高森町とHIKKYがメタバースで地域活性化の協定を締結

熊本県高森町とHIKKYが結ぶメタバースの未来

2025年3月14日、株式会社HIKKY（本社：東京都渋谷区）は、熊本県高森町との間でメタバースを活用した地域創生に関する包括的な連携協定を締結しました。この協定は、高森町のリアルな会場とメタバース空間を結ぶ協定式を開催することで実現されました。HIKKYは、世界最大級のVRイベント「バーチャルマーケット」を主催するなど、最新のXRソリューションを提供している企業です。

協定の背景

高森町には、高森高等学校があり、全国初の公立高校として「マンガ学科」を新設しました。この取り組みは、エンターテインメント業界を目指す生徒たちを受け入れ、地域活性化と地方創生を実現することを目的としています。また、マンガ文化を未来に繋げる人材の育成も重要なテーマとなっています。

HIKKYとの協定締結により、メタバースという最先端の技術を活用して、教育の場に新たな可能性をもたらすことが期待されています。特に、2028年には東京オリンピック開催の影響もあり、国際的な舞台へとつながる重要な第一歩とも言えるでしょう。

提携内容

この協定の主な内容は、メタバースを利用した教育プログラムの提供です。高森高等学校のマンガ科・グローカル科の生徒たちが、このプロジェクトに参加します。提携企業であるシュタインズと共同で実施するプログラムでは、メタバースに関するワークショップを通じて、知識と技術を学ぶことができます。

プログラムの後半では、HIKKYが開発したWebメタバースプラットフォーム「Vket Cloud」を使い、実際にメタバース空間を設計し、自らの作品を制作します。さらに、HIKKYの社員によるサポートも行いながら、校内で発表会も予定されています。

この取り組みを通じて、高森高等学校の生徒たちはメタバースを活用して、地元高森町の魅力を広める機会を得ることができます。

Vket Cloudとは

HIKKYが独自に開発した「Vket Cloud」は、インターネットに接続している全てのユーザーが手軽にアクセスできるWebメタバースの構築を可能にします。アプリをインストールすることなく、簡単に利用できるため、多くのユーザーにとって利用しやすい環境が整っています。

高森町の草村大成町長は、「HIKKYとの提携は、地域の若者が未来を築くための技術を学ぶ重要な機会です。これにより、高森高校が持続可能であり続け、エンターテインメント業界を支える人材が育成されることを望んでいます」とコメントしています。

HIKKYコメント

HIKKYの代表取締役CEO、舟越靖氏は、「この度、熊本県高森町との協定を結べたことは非常に名誉なことです。Vket Cloudをはじめ、豊富な経験と知識を活かし、高森町のさらに良い未来を共に創造していきたい」と熱意を表明しました。

地域活性化を目指すこのプロジェクトが、実際に地域に貢献し、多くの学生たちの未来を明るく照らすこと期待されています。