株式会社イージアが九州大学と共にAI研究に挑む
福岡市に本社を構える株式会社イージアは、全国210社以上で導入されている塾管理システムを提供する企業です。同社は2020年6月に九州大学との共同研究契約を結び、約1年半にわたり蓄積してきたデータを活用し、2022年1月から本格的に成績測定システムの開発に着手しています。
進化する教育支援システム
イージアと九州大学大学院のシステム情報科学研究院は、AIやデータマイニングに関する研究を行っており、今回の共同研究においては、主にAIの機械学習に必要な学習データをイージアから提供することになっています。このデータを基に、九州大学の研究室は学習塾運営や管理システムである「アネスタプロ」のさらなる機能強化を図ります。
特に、2021年2月に大幅に改良された「アネスタプロ」では、新たな学習進捗管理機能や予測精度の向上が期待されています。このシステムは、近年の教育制度改定や大学入試改革に対応するために設計されており、多様化する教育のニーズに合わせて個別指導や小グループ指導などに柔軟に適応します。
オンライン授業や多様な教材に対応
コロナ禍によってオンライン授業が一般的になった今、イージアの「アネスタプロ」は、映像授業やAI教材、その他の学習コンテンツを一元管理することが可能です。生徒の学習成果を、保護者に授業ごとに配信できる機能は、特に高いニーズが寄せられています。これにより、保護者は子供の学習状況をリアルタイムで把握しやすくなります。
今後の展開と新機能
イージアは、今後さらに進化を遂げる計画を立てています。予定されている新機能として、アンケート機能、QRコードを利用した入退室管理、そして入塾書類のペーパーレス化が挙げられています。これにより、より効率的な管理によって学習塾の運営が行われることが期待されています。
エドテック分野での先駆者として、イージアはさらなる研究・開発に注力し、AI技術を駆使した新しい教育支援システムの提供を目指しています。教育現場が直面する課題に対して、最先端の技術を取り入れたシステムがどのように解決していくのか、注目が集まります。
詳細は公式ページをご覧ください:
アネスタプロ