株式会社テラスに社名変更
2023年7月1日、株式会社阪神総商は社名を「株式会社テラス」に変更しました。この新しい社名には、次世代のお寺の価値を創造し、地域や人々をより良く育むという強い思いが込められています。
歴史と課題
会社は2016年に設立され、創業当初から「寺院を次代へつなぐ」という理念のもとで、永代供養墓や樹木葬を主軸とした霊園・納骨堂の開発を行ってきました。今では全国30以上の寺院とのパートナーシップを構築し、地域に必要とされるお寺のブランディングに取り組んでいます。しかし、日本における寺院業界は深刻な課題に直面しています。先祖祭祀の意識低下や人口流動性の高まり、大きな文化の変化が寺院の存続を脅かしています。
現状、2040年に多くの寺院が廃寺の危機にあるとも言われており、このままでは急速にお寺と地域との関係が希薄化してしまいます。そこで、株式会社テラスは新たな事業展開を図り、問題解決に積極的に取り組む決意を固めました。
新たな事業の展開
テラスでは、霊園開発に留まらず、メディア事業と葬祭事業を新たに展開しています。これにより、「お寺のファンづくり」や、新しい価値創造のための情報発信に力を入れています。メディア事業では、お寺の価値を再発見し、地域とお寺との関係性を深めるための様々なアイデアやコンテンツを提供しています。
メディア事業
この事業の中心には「次世代の価値創造」というテーマがあり、業界の現状をリアルタイムで捉え、お寺に関する情報提供やクリエイティブなコンテンツを通じて、興味を引くことを目指しています。
葬祭事業
また、葬祭事業では、寺院ならではの「寺院葬」や「海洋散骨」などのサービスを展開しています。寺院での法要とトレーラーハウスを活用した宿泊施設を組み合わせた新しいスタイルの供養や、海洋散骨を取り入れることにより、独自の供養スタイルを提案します。
組織と資本の強化
社名変更に伴い、役員も新たに就任し、組織の強化を図っています。資本金も300万円から888万円に増額し、企業の基盤を強化しました。これにより、今後は関西地域にとどまらず、日本全国の寺院を支える力を持つ企業を目指します。
まとめ
株式会社テラスは、「霊園開発」「ブランディング支援」「充実した供養の提案」を融合させた新しい方向性を打ち出し、地域の人々から愛され続けるお寺の実現を目指しています。このような取り組みを通じて、日本に住む人々にとっての安心感を提供し続けることが、テラスの目指す未来です。
詳細については、公式サイト(
https://terasu-gr.com/)をご覧ください。