モンスーンによる洪水、AAR Japanがパキスタンで緊急支援を実施

AAR Japanがパキスタン洪水への緊急支援を開始

2024年7月から続くモンスーンの影響で、パキスタン各地で大規模な洪水が発生しています。この自然災害は特に山岳地帯が多い北部で深刻で、土砂崩れや鉄砲水、土石流が相次いでいます。9月11日の時点で、報告された死者数は101人、負傷者は144人、そして974棟の住宅が全壊または半壊するなど、甚大な被害がもたらされています。

また、交通インフラや学校などの施設も損傷を受けており、地域社会に大きな影響を及ぼしています。危機的状況の中、AAR Japan（難民を助ける会）は迅速に対応し、被災者に必要な支援を提供することを決定しました。

AAR Japanは9月10日、郡政府や地元のNGOと連携し、被災状況についての調査を行いました。翌日には、特に被害が大きかったハイバル・パクトゥンクワ州にイスラマバード事務所の職員を派遣し、現地での被害状況を確認しました。このような現地調査は、効果的な支援を行うための第一歩です。

昨年の2022年夏、パキスタンは同様の大洪水に見舞われ、AAR Japanはその際にも食料や飲料水などの緊急支援を実施しました。その時から被災者たちはようやく立ち直りを図っていた最中に、再び大きな自然災害に襲われています。このような被害が続く中、AAR Japanでは、必要な支援を迅速に届けるため全力を尽くしています。

私たちは、現地の人々の支えになるために、皆様のご協力を心よりお願い申し上げます。もし感心がおありの方は、以下のリンクから詳細を確認し、寄付などの形での支援をご検討ください。

詳細・ご寄付はこちらから

現地の現状と今後の支援計画

AAR Japanの支援内容には、食料支給、飲料水の確保、医療などが含まれています。現在、現地では多くの住民が避難所に身を寄せており、基本的な生活必需品が不足しています。今後も状況を適宜確認し、必要な支援が行き届くように努力してまいります。

特に、子どもたちや高齢者、障がいを持つ人々は、災害の影響を最も受けやすい存在です。そのため、AAR Japanでは、特に脆弱な立場にある方々に対する支援を重点的に行う計画です。

AAR Japanの活動は、個人や企業からの支援によって成り立っています。様々な方法での支援が可能ですので、多くの皆様にご参加いただくことで、より多くの命を救うことができると信じています。皆様の温かい支援をお待ちしています。

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