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新設される「DX事務コース」の目的

テックキャンプが提供する「テックキャンプ 就労移行スクール」は、障がいのある方々に向けて、新しい「DX事務コース」を2025年4月15日から開講します。このコースでは、企業のバックオフィスにおいて求められるスキル、特にExcelやPowerPoint、VBAといった一般的なオフィスソフトの技術を習得することが可能です。さらに、生成AIを活用した業務効率化も学習のカリキュラムに含まれています。実践的なプロジェクトを通じて、知識を体得しながら、即戦力としての能力を育てることを目的としています。

発達障がい支援の重要性

近年、発達障がいのある方々が就労市場で直面する障壁は増加しています。厚生労働省による調査によると、精神障害や身体障害の方においても事務職の雇用率が高く、事務職が人気である一方で、応募が増えるにつれて競争が激化していることがわかりました。しかし、企業側も「適切な職務があるか」や「採用時に能力を見極められるか」といった課題を抱えています。

こうした背景を踏まえ、テックキャンプではこれまでのプログラムに加えて、ITスキルを有する人材を目指すための新たなコースを設立しました。「DX事務コース」においては、一般的なオフィススキルに加え、企業で必要となるビジネスコミュニケーションや業務改善の技術も習得できます。これは、企業のニーズと職を求める方々とのマッチングを意識したカリキュラムです。

課程制度による段階的な学習

「DX事務コース」は、就職活動に向けた「基礎課程」、「専門課程」、「就職課程」の3つの段階で構成されています。基礎課程ではPC操作や社会人としてのマナーを習得し、専門課程では職務に必要なスキルを実践的に学びます。最後に、具体的な就職活動に向けた準備を行う就職課程では、履歴書作成や模擬面接などのサポートも行います。

このコースでは、個別支援体制が整っており、経験豊富な「発達障害ラーニングサポーター」が利用者一人ひとりに寄り添い、安心して学べる環境を提供します。

カリキュラムの特色

「DX事務コース」は、以下のような特色を備えています：
1. 個別面談: 定期的にメンターとの面談を行い、学習の進捗や目標を確認します。
2. インプット学習: 動画教材や確認テストを通じて、必要なスキルを系統的に学びます。
3. プロジェクト学習: クライアント役のスタッフとのロールプレイを通じ、実業務に即した体験ができます。
4. ビジネスコミュニケーション: 職場で必須のスキルである傾聴力やプレゼン技法を習得します。
5. 資格取得支援: MOSやVBAエキスパートなど、事務職で有利な資格の取得支援を行います。

無料カウンセリングの実施

「AIやExcelを駆使した事務職に興味がある」「就職したいが何から始めればいいかわからない」といった悩みを抱える方々に向けて、無料のカウンセリングも行っています。学習内容や進め方について丁寧に説明し、疑問点にお答えします。ご本人だけでなく、ご家族や支援機関の方の相談も可能ですので、気軽にお問い合わせいただければと思います。

まとめ

「テックキャンプ 就労移行スクール」は、IT人材不足を解消し、障がいのある方々が社会で自立できるよう支援しています。福岡校では、発達障がいの特性を活かしたカリキュラムを通じて、今後も多くの方が社会で活躍できるよう努めて参ります。新設される「DX事務コース」では、より多くの方々が自分の能力を発揮し、充実した職業人生を歩む手助けができることを期待しています。

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