モラハラの認識を変える！漫画が描く現実と解決策とは

2023年4月、SNSで大きな話題を呼んだノンフィクション漫画『100話後に離婚するモラハラ妻と出会った男』が完結しました。これは、男性の視点から描かれたモラハラの実態を浮き彫りにする衝撃的な作品です。この漫画の背景には、モラハラが増加している現状と、それに対する男性被害の沈黙があると言います。

急増するモラハラの実情

近年、モラハラに関する相談件数は年々増加しています。内閣府によると、2020年度には全国の配偶者暴力相談支援センターへの相談が約18万件に達し、その増加率は前年比の約1.5倍に上るとされています。特に、コロナウイルスの影響による家庭内でのストレスや精神的緊張が、モラハラの相談件数を押し上げたと考えられています。

また、家庭裁判所のデータによると、男性の離婚調停申立理由の中で、モラハラが第2位を占めています。こうしたデータから、男性もモラハラの被害者であることが浮き彫りになってきました。この漫画は、そんな現状を打破しようという試みです。

男性の意見と体験

漫画の作者である「人助けが好きな会社経営者」氏は、自身の経験を通じて、同じように苦しむ男性たちに向けてこの作品を描きました。彼自身もモラハラの中で苦しんだ経験があり、その体験を通じて、多くの気づきを得たと語ります。コメントには、「気づきを得た」という意見や、「モラハラに陥るリスクを感じた」という声が寄せられており、読者に大きな影響を与えています。