企業と未来の顧客が語り合う新しいマーケティング手法
株式会社ドリームインスティテュートが9月6日に発刊した新刊『ライフスタイル探検隊「語り合うマーケティング」が未来を拓く』では、企業と顧客の新しい関係性を提案しています。この本で紹介される「ライフスタイル探検隊セッション」は、マーケティング手法と人材育成を融合させた、これまでにないアプローチを展開しています。
ライフスタイル探検隊セッションとは?
「ライフスタイル探検隊セッション」は、2013年に開始され、マーケティング、価値創造、人材育成が一体となった新しいマーケティングの形です。この手法は、ドリームインスティテュートの代表取締役社長、上野和夫氏によって考案されました。彼は、「マインド・ストレッチ・セッション」という新しい人材育成プログラムを通じて、顧客と企業が対話する場を作り出しました。
探検隊リーダーの望月祐佳(もちゆか)を中心に構成されたこのチームは、20歳から34歳の男女で、多様な経歴とライフスタイルを持つメンバーが集まっています。彼らは、独自のネットワークを通じて様々な価値観を持つ人々と接触し、彼らの意見を収集していく活動を行っています。この「顔の見えるアンケート」を用いて、実際の世代の価値観や行動特性を把握し、企業とのセッションに臨んでいます。
未来のエース顧客との対話の重要性
現代社会では、個人のライフスタイルやニーズが多様化しています。そのため、企業はデータや情報の分析だけでは変化に対応できない時代に突入しました。特に、新たな顧客層を理解し、共感を持ってもらうことが、競争力のカギを握ります。未来のエース顧客との対話は、企業にとって重要なヒントとなるでしょう。
「ライフスタイル探検隊セッション」は、他社との差別化を図るために、感性をベースにした対話が必要であることを訴えています。生活者と企業のリーダーが喜びや願望を共有することで、新たなアイデアが創造的に生まれるのです。この書籍を通じて、読者もこの新しいセッションの体験を味わえる機会が得られることでしょう。
本書の目次
- - プロローグ
- - ライフスタイル探検隊PHOTO INTRODUCTION
- - 第1章: ライフスタイル探検隊とは
- - 第2章: なぜF1層に支持されないのか
- - 第3章: 共感でつながる若者のコミュニティ活動
- - 第4章: 「語り合うマーケティング」から戦略の実現へ
- - スペシャル対談: ユニバーサル社会の実現に向けて
著者の紹介
上野和夫
株式会社ドリームインスティテュートの代表取締役社長。西武百貨店での経験を経て、次世代リーダーの育成や経営コンサルティングを行っています。
望月祐佳
「今日食べたものが明日の自分と社会をつくる」という信念のもと活動する、栄養学を学ぶ学生。多様な社会活動を通じて、地域における食の大切さを伝えています。
この新刊を通じて、企業と未来の顧客がどのように語り合い、未来を切り拓く手法を学ぶことができるのか、一読の価値があります。