2025年大阪・関西万博「ウーマンズ パビリオン」とカルティエの挑戦
2025年に開催される大阪・関西万博では、カルティエが他の多くの機関と協力し、「ウーマンズ パビリオン」を設立しました。このパビリオンは、「ともに生き、ともに輝く未来へ」というコンセプトのもと、すべての人々が平等に生きることができる未来を目指しています。
「WA」スペースでの多様な対話
パビリオン内に設けられた「WA」スペースは、性別、人種、年齢、能力を問わずすべての人が参加し、意見を交わすための場として機能します。「WA」は日本語の「輪」に由来し、個々の話やストーリーが交わることで新たな視点やつながりを生むことを表しています。
ここでは、「大いなる地球」、「ビジネスとテクノロジー」、「教育と政策」、「芸術と文化」、「フィランソロピー」、「役割とアイデンティティ」という6つのテーマに基づいた講演会やパネルディスカッションが行われます。各界のリーダーや専門家が集まり、参加者に行動を促すような活発な意見交換が期待されています。
6月の実施予定セッション
大胆に創造すること: アートが未来を形作る時
このセッションでは、アーティストの森万里子氏と美術史家のデイジー・イーヨウ・ワン氏が登壇し、アートを通じて新しいアイデアの創造性について議論します。モデレーターには、行動科学の専門家であるベンジャミン・ボイヤー氏が務め、クリエイティビティとテクノロジーの交差点における未来のビジョンを探求します。
夢を現実に: 障壁を撤廃し、子どもの憧れを叶える
このセッションでは、知名度のある舞踊家の熊川哲也氏と航空機の教官である藤明里氏が、自身の経験や挑戦を語り、次世代へのメッセージを発信します。夢を自由に追い求めるための新たな視点を提供します。
アスリートが挑む社会変革
ここでは元サッカー日本代表の中田英寿氏と他の著名なアスリートが、スポーツマンシップと社会貢献の関係について意見を交わします。彼らの経験を通じて、アスリートがどのように社会の変革に寄与できるかを探ります。
永遠にグリーンな製品: ライフサイクルの価値創出を見直す
この討論セッションでは、ファッションデザイナーのガブリエラ・ハースト氏とHarper’s Bazaar編集長のサミラ・ナスル氏が登壇し、持続可能なファッションの重要性について考えます。資源の限界が迫る中、ファッション業界に求められる革新とその方向性について、新しい視点を提供します。
ジェンダーバイアスを打破する:アートとメディアで平等な社会をデザイン
Sputniko!氏とタレントのSHELLY氏が参加するこのセッションでは、アートやメディアを通じて構造的な不平等に挑む方法を議論します。参加者が自身の意見を表現し、次世代へとつながるインクルーシブな社会の形成に寄与することを目的としています。
参加方法
すべてのセッションは事前予約が可能で、参加者はウェブサイトから詳細を確認し予約することができます。各イベントは多様なバックグラウンドを持つ登壇者が揃い、参加者に新たなインスピレーションを提供する場となるでしょう。
さらに、ウーマンズ パビリオンは、これからの社会で公平で持続可能な未来を共に考える貴重な機会となります。参加を通じて、私たち一人一人がどのように未来に貢献できるかを模索し、対話を深めていきましょう。