東京都主催「ハットニャール博士の研究所2026」イベントレポート
2023年8月5日、東京都は一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所と初めて共催し、体験型イベント「ハットニャール博士の研究所2026」を開催しました。本イベントの目的は、子供たちに性別に縛られない自己実現の機会を提供し、無意識の思い込み(アンコンシャスバイアス)に気づくことです。
事前から注目を集めたこのイベント
事前申込は2800件を超え、当日は小学生約280名と保護者、教員を合わせた550名以上が参加しました。イベントは、深い意味を持つ「はじめの会」でスタートし、アンコンシャス・バイアスがどのように私たちの日常生活に影響を与えるのかを学ぶ場となりました。
多彩な体験型プログラム
「とびら」と名付けられた5つのワークショップでは、参加した子供たちが楽しみながら無意識の偏見に気づく体験を提供しました。各ワークショップでは、以下のような内容が実施されました。
1. おかしのとびら
森永製菓株式会社の協力により行われた体験。特別に作られた「ハイチュウ」を用いて、見た目だけではわからない意味や、多様な感じ方を学びました。
2. 可能性のとびら
ミズノ株式会社が実施したワークショップでは、運動を通じて、年齢や性別にかかわらず成長することの大切さを教えました。「どうせ無理」と思わずに挑戦することの重要性も強調されました。
3. かるたのとびら
パナソニック インダストリー株式会社が企画した、アンコンシャス・バイアスをテーマにしたオリジナル「アンコンかるた」を利用した遊びを通じて、自分や他者に対する考え方を見直す機会となりました。
4. 桃太郎のとびら
博報堂クリエイティブ局が担当したこのセッションでは、昔話「桃太郎」を基に、異なる視点から物事を考える重要性を学びました。
5. れいとうのとびら
ニチレイが行った体験では、電子レンジを使った実験を通じて、冷凍食品に関する科学に触れ、新しいアイデアが生まれることを学びました。
保護者・教員向けセミナーの新設
今年度から参加者として初めて保護者や教員を対象にしたセミナーも実施されました。守屋智敬代表理事が実施した講演では、日常のコミュニケーションが子供たちの意識にどれほど影響を与えるかについて具体例を交えて紹介し、参加者は自らの言動を振り返る貴重な機会を得ました。
子供たちの成長を報告
イベントを締めくくる「おわりの会」では、これまでの参加者による研究発表が行われました。参加した子供たちは、自らの成長や日常での実践について語り、率直な意見を披露しました。
アンコン発見コーナーでの自由な交流
会場のロビーには「アンコン発見コーナー」が設けられ、来場者が体験や見学を自由に行うことができました。ここでは、アンコンに関するさまざまな発見や学びを持ち寄り、参加者同士の交流も生まれました。
参加者の声
多くの参加者が「身近な問題を学べてよかった」という感想を示しました。特に、子供たちは「自分の意見を大切にしたい」と強く感じたようです。
今後も東京都は、性別に縛られずに自分の可能性を広げる環境を整えていく方針です。東京都の取り組みにより、未来の世代が自由に生きる社会の実現を目指します。