ブレイディみかこの新著発表と特別トークイベント
本格的人文書を手がけるブレイディみかこ氏が、約5年ぶりに新著『それはどこでも起こり得る壊れゆく世界への抵抗』を2026年7月15日に文藝春秋から発表します。これまでのベストセラー『他者の靴を履く』から大きく進展した内容であり、著者が欧州での移住者として直面した現実をもとに、現在の社会や政治の課題を深く掘り下げています。著書はタイトルの通り、遠い国の出来事ではなく、日本でも起こり得る危機を扱っているのです。
社会の深層を読み解く
本書では、「責任の階級闘争」や、「極中」政治の影響、移民の強制送還に関連する「リマイグレーション」といったキーワードを軸に、社会の複雑性を分析しています。ブレイディさんは、自己責任の背後にある社会的構造を解明し、私たちが今直面している問題を明かしています。
現代における右派ポピュリズムの台頭、そしてそれがもたらす社会の分断をテーマに、彼女は著書の中で「私たちには何ができるのか?」を問いかけます。また、「テクノ大衆」という新たな社会構造に対抗するために必要な「力」がどのようにして身につけられるのかを考察しています。自らの行動を通じて、自分の力を取り戻すことの重要性を訴える内容となっています。
イベント開催の背景
刊行を記念したトークイベントが2026年8月25日、代官山蔦屋書店にて開催されます。ゲストにはデザイナーでアクティビストのeriさんが参加し、政治や社会の問題に対する対話を展開します。近年の国会前のデモを牽引してきたeriさんとの対談は、特に注目を集めており、参加者同士の意見交換も活発に行われることでしょう。このイベントは、本書が提起するテーマをより深く理解し、現代社会に対する関心を高める貴重な機会となります。
著者・ブレイディみかこ氏のプロフィール
1965年福岡県生まれのブレイディ氏は、1996年から英国ブライトンに住み、そこでライターやコラムニストとして活動しています。彼女の著書『子どもたちの階級闘争』は新潮ドキュメント賞を受賞するなど、数々の賞を受けた経験を持つ著者です。彼女の作品には、社会の複雑性や人々の生活に対する深い知見を反映した優れたものが多く、共感を呼ぶ力強いメッセージを込めています。
まとめ
ブレイディみかこ氏の新著がもたらすメッセージは、現代社会の中で特に重要です。彼女は、私たちが直面している問題に対処するためには、他者と共に行動することが必要だと提言しています。新しい希望の人文知を探る一環として、ぜひ彼女の新著『それはどこでも起こり得る壊れゆく世界への抵抗』を手に取ってみてはいかがでしょうか。そして、8月のトークイベントもお見逃しなく。