商店街活性化の新たな試み！寺町京極でDXポイント制度開始

京都市中京区にある寺町京極商店街では、商店街振興組合による新たな試みとして「寺町京極ポイント」サービスがスタートしました。このサービスは、株式会社80&Companyが開発した多機能チェックインシステム「QRGO」を導入し、商店街を訪れる顧客のデータ分析と集客支援を目的としています。2022年2月28日から始まったこのサービスは、商店街の活性化に向けたDX（デジタルトランスフォーメーション）の一環として位置付けられています。

お手軽に楽しめるポイント制度

「寺町京極ポイント」では、来街者が商店街内に設置されたQRコードを読み込むことでポイントを取得できます。一日一回のチェックインで獲得できるこのポイントは、貯まった分が商店街事務局で500円相当へと交換可能です。来街者にとっては、ただ買い物をするだけでなく、毎日の訪問が楽しみになる仕組みが魅力です。ポイントを得るため、まずは寺町京極商店街の公式LINEアカウントを友だち追加し、QRコードを読み取ることで登録が完了します。

おみくじ機能で毎日の楽しさアップ

ポイント付与の際には、おみくじ機能が取り入れられていることが最大の特徴です。QRコードをスキャンすると、小吉から大大吉までのいずれかの運勢がランダムに付与されます。これにより、最大で500ポイントを獲得できるチャンスがあるため、毎日訪れるのが待ち遠しくなるでしょう。この仕組みは、商店街での体験を一層楽しいものにし、リピーターを増やす効果が期待されています。

実施場所とポイント交換の詳細

QRコードは、四条・錦・蛸薬師・六角・三条のアーケード柱側面や協力店舗内に設置されています。さらに、獲得したポイントは、寺町京極商店街振興組合事務局で交換できます。具体的な受付時間は、平日の10:00から16:00までとなっており、12:00から13:00の間はお昼休みのため注意が必要です。

DX化による新たな商店街戦略

「QRGO」を導入することで、商店街は入退場機能とLINE CRMを統合し、顧客管理と分析を一元化しました。これにより、商店街の運営側は顧客データを元にしたマーケティング施策や新たなサービスの導入を進めやすくなります。今後は、さらにデータ分析を活用して、来街者の動向を把握し、特別なイベントやキャンペーンを企画・実施する計画が立てられています。

寺町京極商店街について

寺町京極商店街は、三条寺町から四条寺町まで続く、約180の多種多様な店舗が軒を連ねる歴史ある商店街です。大正・昭和・平成・令和にわたる時代の流れを経て、今も賑わいに満ちたアミューズメントロードとして親しまれています。入り口にあるモザイクの羅針盤と巨大提灯が商店街のシンボルとなっています。

このように、寺町京極商店街は新たな取り組みを通じて、地域に根付いた店舗の魅力をさらに引き出していくことでしょう。商店街に訪れる人々が楽しみながら利用できるこのポイント制度が、今後の地域活性化に寄与することを期待しています。