ノルウェーとEATの連携
2020-12-17 11:00:14

サステナブルなシーフードの未来を切り開くノルウェーとEATの連携

サステナブルなシーフードの未来を切り開くノルウェーとEATの連携



世界の食料システムにおける持続可能性を追求するため、ノルウェー水産物審議会とNPO法人EATが提携したことが発表されました。この取り組みは、サステナブルなシーフードの生産と消費を拡大することを目指しています。EATは、健康的で持続可能な食の普及を推進するため、さまざまな団体と連携し、国際的な食料システムサミットに向けて活動を展開しています。

EATの創立者であり会長のグンヒルド・ストルダレン氏は、国際連合副事務総長アミナ・モハメド氏によって、食料システムの変革を担う5つの国際機関のうちの一つに任命されました。このような背景を持つEATは、農業や漁業などの食料生産に関与する多様なパートナーシップを組むことで、持続可能な食料システムの構築に向けた具体的な成果を目指します。

需要の高まりを受け、特にシーフードの役割はますます重要になっています。EATが提唱するサステナブルなシーフードは、人口が増加する中での重要な栄養源として期待されています。しかし、注目すべきことに、シーフードの現在の世界のカロリー摂取量におけるシェアはわずか2%に過ぎないという事実があります。このことから、ノルウェー水産物審議会は、シーフードの持続可能な生産と消費を強化するための必要性を認識しています。

今回の提携によって、両者は互いの専門知識を活用し、シーフードが健康的で持続可能な未来において果たすべき役割についての啓蒙活動を行う予定です。ストルダレン氏は、「サミット後も成長し続ける変革の流れを生み出すことが目標です」と述べ、ノルウェー水産物審議会のCEOレナータ・ラーセン氏も、持続可能なシーフードがSDGsの達成に向けた重要な要素であることを強調しています。

EATの活動について


EATは、すべての人に健康で持続可能な食を提供する未来を目指し、様々な活動を展開しています。EATの公式ウェブサイト(www.eatforum.org)では、彼らの様々な取り組みやサミットの詳細についても紹介されています。国際的な視点から食料システムへのインパクトを持続的に示すことは、今後の人類にとって不可欠な要素となるでしょう。

ノルウェー水産物審議会の役割


ノルウェー水産物審議会は、世界の市場でノルウェー産シーフードの価値を高めるための活動を行っています。市場インサイト調査や消費者向けのマーケティング、多面的なリスクマネジメントを通じて、ノルウェーの水産業は国内外で高まるシーフードの需要に応えています。ノルウェー漁業省が所有する公共企業であるこの機関は、北部の水産都市トロムソに本部を持ち、全世界に支部を展開しています。詳細情報は、公式サイト(seafoodfromnorway.jp)で確認できます。

この提携は、シーフードの持続的な供給と消費の拡大に向けた重要なステップであり、世界中でのシーフードの消費拡大に寄与することでしょう。

会社情報

会社名
ノルウェー大使館 水産部
住所
東京都港区虎ノ門4-3-1城山トラストタワー
電話番号
03-6408-8100

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