Cassandraフルマネージドサービス
2017-10-04 06:00:01

株式会社INTHEFOREST、Microsoft Azure上にCassandraフルマネージドサービスを開始

株式会社INTHEFORESTによるCassandraのフルマネージドサービス



2017年10月4日、東京都練馬区に本社を置く株式会社INTHEFORESTは、日本マイクロソフトが提供するパブリッククラウド「Microsoft Azure」を基にしたCassandraのフルマネージドサービスを開始しました。このサービスは、近年急増しているビッグデータの活用を支援するものです。

ビッグデータとNoSQLの重要性



近年、大規模なデータを扱うことが企業においてますます重要になってきています。従来の関係データベース管理システム(RDBMS)では、膨大なデータを効率よく扱うことが困難になり、その解決策としてNoSQLデータベースの利用が増加しています。中でもCassandraは、高速な書き込み処理と、可用性の高い分散システムアーキテクチャを特徴としており、多くの企業から信頼を寄せられています。

INTHEFORESTは、国内で初めてCassandraの商用サポートを開始して以来、その普及に尽力してきました。しかし、Cassandraの特性から、十分なノウハウを持つことが求められます。これまでの受動的なサポートだけでは対応しきれない課題が多く存在しており、フルマネージドサービスの必要性が高まっていました。

フルマネージドサービスの特徴



新たに提供されるCassandraのフルマネージドサービスは、INTHEFORESTの長年のサポートに基づく専門知識と、Cassandraに特化した環境構築やアプリケーション開発の経験が活かされています。このサービスは、単体のCassandraにとどまらず、Microsoft Azure上で動作する様々な技術を活用できます。具体的には、HadoopやSparkを利用したデータ処理や、Azure Machine LearningやMicrosoft Cognitive Servicesと統合したAI技術に基づくアプリケーション開発が可能です。

Microsoft Azureは、その大規模なリージョン展開と高いセキュリティ基準を確保しています。具体的には、金融情報システムセンターと日本セキュリティ監査協会の基準を早期にクリアしており、金融機関や企業にとって、データのプライバシーやセキュリティ対策が明確に保証されています。

企業のサポート体制



INTHEFORESTでは、CassandraとHadoopに関する資格を持つ専門家による、フロントエンドからバックエンドまでの一貫した開発および運用のサポートが提供されます。必要に応じて、柔軟な組み合わせでこれらのサービスを利用することができます。

提供価格は月額30万円(税別)からで、Cassandra、Spark、Hadoopのサポートを含むプランが用意されています。初年度の販売目標は約10ユーザーと設定されています。

今後の展望



INTHEFORESTは、今後もCassandraの普及に向けて積極的に取り組んでいく意向を示しています。本サービス開始に際して、日本マイクロソフトからも賛同の意が表されています。マイクロソフトは、INTHEFORESTが提供するフルマネージドサービスによって、オープンソースの導入を支援し、クラウド基盤の利用が一層促進されることを期待しています。

新たなシステムを取り入れることで、企業はより効率的なデータ管理や処理が可能になり、ビジネスの成長につなげることができるでしょう。INTHEFORESTのサービスは、そんな未来に向けた重要な一歩となる期待がかかっています。

会社情報

会社名
株式会社INTHEFOREST
住所
東京都練馬区中村北1-13-13OHD練馬ビル 502
電話番号
03-5848-2424

トピックス(IT)

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